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#青春恋愛
蜂蜜喜奈子 ハチミツキナコ
寺育ちのK
ブン太が暗所恐怖症・閉所恐怖症をもっている話。もろドラマの『良いこと悪いこと』と被ってます・モブとブン太の絡みあり
・一応ハピエン
・ブン太過呼吸になります
・なんでもOKな人のみご覧下さい
モブ)丸井、悪いんだけど今日の放課後、手伝って欲しいことがあってさ
ブン太)なんだ?
モブ)先月の持久走大会の道具を片付けないといけないらしくてさぁ、ひとりじゃしんどいから手伝って欲しいんだけど
ブン太)了解、任せろい!
モブ)助かるわー、じゃあ部活が終わったらでいいからさ、体育倉庫横にきてくれ
ブン太)はいはーい
モブ)コソコソ、ヒソヒソ
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幸村)皆今日もお疲れ様、この調子で来週の地区予選も勝ち続けよう
真田)ではこれで解散とする!
『失礼します!!』
ジャッカル)ブン太、この後暇か?
ジャッカル)一緒にラーメンでも食いに行かね?
ブン太)わりぃジャッカル、俺この後友達に片付け頼まれててさ。いつ終わるか分かんねえから先に帰っててくれ!
ジャッカル)分かった、じゃあまた明日な
ブン太)おう!またな!
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モブ)遅いぜ丸井ー
ブン太)わりいわりい、真田の話いつも長くてよ
モブ)じゃあこの荷台と、体育祭の時のハードルもあるから体育倉庫に持っていってくれ
ブン太)OK、こんなの余裕だろい
(運び中)
モブ)ヒソヒソ…
モブ)ごめん丸井ーもう1個ハードルあったから最後に片付けてくれ、終わったら鍵閉めて職員室に返すからよー
ブン太)はいはいー
ブン太)(ていうかここ暗くね?よく見えねぇ…)
ブン太)な、なぁ!ここって電気つかねえの?
モブ)あーなんか随分前に壊れてそのまんまらしいぜ、まあ体育倉庫なんていうて使うの昼間だしな
ブン太)(おいおいまじか…)
モブ)あ、そうだ丸井ー、最後のハードルは一番大きいやつだから一番奥に置いてくれー
ブン太)は、はーい、
ブン太)(窓もねえし、埃っぽい。本当に電気つかねのか?)
ブン太)お、おーい、これで終わりか?
モブ)ああサンキュ、助かったよ
モブ)引っかかってくれて
ブン太)は、…?
『ガシャン!!』
ブン太)お、おい!!なにしてんだ開けろ!!
モブ)ちょろ、こんな簡単なことで引っかかるなんてww
モブ2)テニス部も大したことねえな
モブ3)俺ら前からお前にイライラしてたんだよ
モブ)大した才能もねえのにレギュラー入り。しかも皆から好かれてるとか、まじ不愉快w
ブン太)はっ、そんなのただの嫉妬じゃねえの笑?
モブ2)なあ、今日何日か知ってるー??
ブン太)…?、24日?
モブ)そう、今日は24日の”金曜日でーす”
ブン太)な、ツ、!それって…?!
モブ)少なくとも金土日の3日は休みで誰も来ない。しかも月曜日は祝日で学校が休み、そして火曜、水曜はテニス部は部長と副部長がいないからオフ。これがどういうことか分かるか?w
モブ3)約1週間お前はそこに居なきゃいけねーんだよw
モブ)せいぜい誰もいない暗ーい体育倉庫で野垂れ死んでろよーー
ブン太)おい!!やめろ!!ふざけんな!開けろ!!
モブ2)チッうるせえな、
『ガタン!』
モブ2)死ぬなら静かに死んでろよー
ブン太)…チッ!
ブン太)はぁ…はぁ…ツ
ブン太)おい!誰かいるかー!!開けてくれ!!
ブン太)(無理だ、時間も時間だし、先生がいたとしても都合よく来るはずがない…)
ブン太)…くっそ、っ……
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俺は小学校低学年の頃虐められていた記憶がある。3年生の時に転校してきて、周りに馴染めなかったこと、あまり見ない派手な赤髪が相まってクラスのみんなに虐められた。始めは無視や仲間はずれなど、まあ単純な小学生ならではのいじめだった。けれどそれもエスカレートしていき、先生も見向きできないようないじめに発展していった。その時は弟たちも生まれてまもなく、母親も忙しそうだったから話せなかった。まあ、あの時の先生もだいぶクソ野郎だったから話さない方が正解だったからしれない。いじめが続く中で、俺は1回放課後のトイレで閉じ込められたことがある。鍵を壊した後、俺をトイレにおびき寄せて、個室に閉じ込めるというなんとも陰湿ないじめだった。まだ10歳。ということもあり俺はパニックを起こし、過呼吸になってしまった。その様子を聞いて怖がったのか、いじめたヤツらはそそくさとトイレから出てしまった。その後はなんとか自分で落ち着きドアの上を登って出た気がする。辛かった。苦しかった。誰かに背中をさすって欲しかった。でも聞こえたのはクラスメイトの罵声のみ。その日以降、俺はネガティブに生きるのではなく前向きにポジティブに生きようと決意し、明るく振舞おうと努力した。
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ブン太)(片付けを手伝っただけなのに…なんでこんなことに…!)
ドンドンドンドン!!
ブン太)誰かー!助けてくれー!!
ブン太)はッ……は、
ブン太)(まずい……まただ…)
ブン太)は、ッ…はぁっ
ブン太)(暗い、光がないから怖い……)
ブン太)(うツ、やば、い……)
ブン太)ぅ”ッおぇ”、
ブン太)んげ、げぽッ…
ブン太)ん”あ、”かひゅ、…
ブン太)(誰か…お願い…誰でもいいから来て…)
ブン太)かひゅ、…は、ひッ
ブン太)(あ、やばい…意識、が)
このまま死ぬかもしれない。もう、テニスが出来ないかもしれない。嗚呼、俺死ぬんだ。なんの未練もなく死んじゃうんだ。
??)~~~
??)~!!
誰だ?さっきのやつらが嘲笑しに戻ってきたのか?俺ってどんだけ惨めなんだよ…
『ガタン!』
ブン太)え…?
幸村)丸井、大丈夫かい!
柳)仁王、至急保健室の先生呼んできてくれ、!
仁王)わかっとる!
幸村)丸井、俺たちがわかるかい?
ブン太)?…?、ぇ、あ……
ブン太)やッ、……はな、せッ…
ブン太)かひゅ、ひっ、…
柳)丸井落ち着け、俺たちだ、!
ブン太)は、ッ…ひゅ、…
幸村)丸井、俺に合わせて呼吸して
幸村)すー、はーっ
ブン太)かひ..ゅ…は、ー
そう言って幸村は母親のように大きな手で優しく背中をさすってくれ、柳は風邪をひかないように汗をかいた俺にジャージをかけてくれた。
幸村)すー、はーっ
ブン太)す、ーはーっ…
柳)…収まったか
ブン太)なん、ッで…ここに
幸村)この3人は来週の試合について話し合っていたんだ。帰ろうとしたら3年生が丸井の話をしていて気になって話しかけてみたら、案の定、丸井をいじめているという話だったんだ
柳)問い詰めてみたら、この体育倉庫に丸井を閉じ込めたというのでな
柳)駆けつけたんだ
ブン太)そっ、か…
幸村)もう呼吸は大丈夫かい?
ブン太)嗚呼、ごめんな迷惑かけて
幸村)こんな状況だ。無理もないさ
柳)暫く奴らとは距離を取らせておこう。先生方に話せば納得するはずだ。
ブン太)(嗚呼、なんだろうこの安心感)
幼い頃を思い出す。まるで親に抱っこされているかのような安心感で、いつの間にか俺は雫を頬に流して眠りについてしまった。
幸村)?丸井?
ブン太)スーッ…ハー…
柳)寝てしまったか
幸村)ふふ、なんだか俺ら、丸井のお母さんみたいだね
柳)だな、笑。俺は丸井の母親に連絡しておく。
保健室で休んだ後、ある程度具合が良くなった俺を幸村が背負って4人で帰ったのはこの4人だけの秘密。