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ぅ男!?
目の前の可愛いロリっ子は今そういったよね!?
低い身長にくりくり赤い目、それに肩まである白髪のサラサラした髪に女の子の高い可愛い声……ほんとでござるかぁ?って奴!
幼女ならぬ幼男……いや、幼男って何、ショタ?
「あんた……男なの?」
「うるさいよババア、別にミーが男でもいいでしょ」
「あんた、本当に殺す」
同じ事を思ってたアンナ先輩も呆気にとられてたが“ババア”と言う言葉でまた怒りを取り戻した。
「はははっ、殺す?ミーに勝てるわけないじゃん、それにミーの目的はお前みたいなババアじゃなくてそこのお姉ちゃん」
「ぼ、僕?」
「これ見て、お姉ちゃん」
そう言うとロリショタっ子……ジュンパクは魔皮紙を取り出し魔力を流す。
魔力を通された魔皮紙は宙に浮いて空中に映像を映し出した……うそぉ!何これ何これ!これも魔法?うわぁすげぇ!
近未来的魔法って奴?かっけえぇ!
「お姉ちゃん目がキラキラしてるけどどうしたの?」
「アオイ?」
ふぁ!?知らないうちにベッドから身を乗り出して鉄格子に手を当てて食い入るように見てた。
「……」
俺は無言でスンッともう一度無表情に戻して映像を見る。
映像に映っているのは早朝の霧がまだ晴れてない町だった、カラフルな色と個性的な形の建物からしてミクラルの町だろう。
朝から建物のあちこちに何かポスターを貼っている人がせっせと働いている。
「これが、何か?」
「ふふっ、お姉ちゃんにもう少し見やすくしてあげるね」
「!?」
ジュンパクが指を鳴らすと映像は徐々にポスターに寄って行き……え!?
「僕!?」
ポスターにはチャイナ服を着て色んなポーズをしてる俺の姿だった。
「驚いたでしょ?これ《ゴールド》って店が提供した魔写真なんだけどさ、ミクラル王国の人達にとって美の結晶!究極の可愛さ!神が作り出した最高の容姿なーんて裏で呼ばれてるの、それもたった一日でこの影響力……もっと時間が経てばこの町だけじゃなく国全体に広がると思うよ♪それに多分、整形する人も居るだろうし」
ファット!?why why why why why why!?
どうなってんのそれ!?
「うぇえ!?」
「ミーが男として興奮したのはお姉ちゃんが久しぶりだよ♪……そして、欲しいと思ったら誘拐してでも手に入れるのが海賊なんだよね」
何この人!?こわ!?
「フフ……ジュンパクとか言ったかしら?」
「どうしたの?ババア、頭まで壊れた?」
「アオイ、言ってやりなさい」
「?」
????
何を?
「察しが悪いのは調子が戻っても変わらないのね」
むぅ……失礼な事を言われてるが……まぁ、あの時は迷惑かけましたすいません。
「ジュンパクだっけ?私たちは奴隷なのよ、もう他の人の物なの、残念だったわね」
アンナさんは隠していた奴隷のNo.をジュンパクに見せる。
「もちろん、この子、アオイもね」
「僕はちょっと服があれだから見せれないけど」
オッパイの上に刻印されてるからこの服で見せるとなると上半身裸にならないといけない。
下乳だしてるのめちゃくちゃスースーする……。
「そっかぁ、ま、でも奴隷の呪いが発動して無意識に帰ろうとしてもその檻から一生出さなければ問題ないね、ミーがお姉ちゃんを一生養ってあげるよ」
あれ?これプロポーズ?
少し違うか。
「じゃあ欲しいものがあったらお姉ちゃん監視人に何でも言ってね、後でお姉ちゃん専用の牢屋を作ってミーの部屋に飾るからゆーーーくりと話そうね♪手取り足取り♪」
ジュンパクはそう言って監視人を残してご機嫌に帰っていった……それって話すだけで終わりだよね?手取り足取りとか言ってたけど大丈夫だよね!?
「……」
「……」
「言いたいことだけ言って立ち去って……アイツ、絶対に許さないわ」
アンナ先輩が呟き、静かな殺気を出している……おぅふ、めっちゃ怒ってるやんこの人。
「ゴホン……監視人さーん?」
「何だ?」
「ちょっと退屈なの、船長も行ったことだし、私と良いことしない?」
「は?何言ってんだ?」
「そんな事言わないで……ほらアオイ来て?」
「?」
呼ばれたのでアンナ先輩に近づくと。
「よっと」
「わっ!」
近づいた瞬間アンナ先輩に引き寄せられ、俺の後ろから胸を揉み出す!
「ん、ぁ、ぅ」
ち、ちがうのみんな!まじで抑えてるのに変な声出るの!恥ずかしいのとアンナ先輩がテクニカルすぎて……くっ……ぁ
「っ!!!!」
監視人もさっきの威勢はどうした!!なんでそんな食い入るように俺を見る!?!?
「この子。私の後輩なの、私の言うことは何でも聞くのよ?」
「だ、だから何なんだ?」
「だから取引しましょ?私と」
ちょっとまって!?俺の意見は!?
異議あり!
「あの……」
「黙ってなさい、アオイ」
「いっっつ!」
痛い……思いっきりオッパイをギュウッてされた……脂肪の塊と思ってたけどちゃんと痛い……。
「取引?はっは〜なるほどな、言っとくがその檻からは俺の魔法では出れないぞ?」
「檻をでるわけじゃないのよ、私達、女でしょ?だから色々と女の子しか持たないような物がバッグに入ってるのよ、そこに置いてある私のバッグとこの子を檻越しに5分間どこでも触れていいのを取引しましょ」
5分!?
俺触られまくるの!?やだーーーーー!ヤダヤダヤダ……やだーーーーーー!
「これか?」
監視人はアンナ先輩の要求したバッグを持つ。
あ、これもう取引するパターンだ。
「そう、それよ?持ってきて?」
「しかし、船長に許可をとらないと……」
「仕方ないわね、それを今すぐくれたら10分この子に触り放題プラスこの子とキスさせてあげる」
ええええええええええええええええええええええええええええええええええええええええええええええええええ!?
「な、何だと!?そ、それは頬とかじゃないだろうな!?」
「もちろん……この唇にチューよ」
「本当だな!?く、唇に!」
「えぇ、なんなら舌も……」
「ちょ、聞いてな__」
「キスくらい安いものよ我慢しなさい」
やだぁぁああ!!俺のファーストキスこんな奴と!?
うわぁぁぁぁあ!監視人の人唇をベロベロして濡らしながらバックもってこっちきてるうううぅぅぅううう気持ち悪いいい!
「ほ、ほら、これだ」
「ありがとう♪」
「!?」
アンナさんはバッグを差し出した監視人の手を掴み思いっきり引き込んだ!
そのまま監視人は檻の柵に顔をボゴォッと鈍い音を立てて気絶した……あれ絶対に頭蓋骨にひびが入ってるよ……下手したら砕けてるんじゃないか?
それを躊躇なくするほどアンナ先輩激おこぷんぷんまる……
「あースッキリした、あんたはこれで許してあげる……私の可愛い後輩の揉まれる胸を見たんだからこれでも足りないくらいだけどバッグ届けてくれたからいいでしょう」
な、なるほど、今までのやりとりはこれのためだったのか。
「言っとくけど、女のキスも身体もそんなに安くないの、奴隷だから抵抗できないだけでマスターでもない人に指一本でも触らせるわけないでしょ」
「は、はは」
「あの船長、私の休日をパーにした報いは受けさせるわ。えーっと、確かここらへんに……あった」
アンナ先輩はカバンをゴソゴソと漁った後1枚の魔皮紙を取り出した。
魔皮紙には黒い魔法陣が描かれている。
「これで助けを呼ぶわ」