第3話「俺。」
私はハサミを持った。
tori「……」
ハサミを髪の毛に近づけた。
切った髪の毛がパラパラと落ちてゆく。
次々と髪の毛を切っていった。
男性なのに、胸がでかいって……おかしいよな…?
包帯を胸に巻いて、何とか胸を引き締まらせた。
tori「ちょっと苦しい…な…」
tori「……私…」
ううん
tori「俺。」
今日から俺は、”おとこのこ”になったんだ。
Tamaraに相応しい。
Tamaraとは、Tomよりずぅーっと一緒に居る。
愛の言葉もずっと言ってきた。
「今日も好き〜」「そっか☆」
「今日も愛してるぜ……(`・ω・´)キリッ」
「ちょっとキモイかな……☆」
多分、Tamaraからしたらただのジョークにしか聞こえてないだろう。
最も相応しい男に近づけた。
Tomなんかに負けてたまるか。
TomとTamaraは両思いじゃない。
……。
ガチャ……
ell「ふぁ?!」
tori「……。」
Matilda「何その髪の毛?!イメチェンしたの?」
ell「あ……ちゃんと、美容院さんに切ってもらった?凄く髪の毛……なんというか、自分で切ったの?!」
tori「……。」
tori「イメチェンじゃない。」
ell「じゃあ何故?!」
tori「……。」
Matilda「パイも無くなってらっしゃる……」
ガチャ
Tamara「え?」
ell「お!おかえり〜」
Tamara「えぇっと?イメチェン?tori。」
tori「違う。」
tori「あのさ!Tamara!今日の夜、俺の部屋に来てくれない?」
Tamara「ん?別にいいけど……?」
tori「話したい事がある。」
Matilda「そういえばTamara!結果はどーだった?!」
tori「結果……?」
Tamara「あのね…」
to be continued……
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