第二話
侑さんに手を引かれ着いた場所
どうやら侑さんは神社に住んでいるわけじゃないそう、神社から離れた場所に別に社殿があるらしい
「ここやで」
「デッカ…いやデカ過ぎない…?」
「ふっふ、せやろ」
「さ、中入るで」
「あ、はい」
中に入ると、言わずもがなのThe昔の家って感じの屋敷だった(外見もだけど)
なんでだろ、なんかこういうのワクワクする
「…おぉ、凄い…」
「そういえば角名、って言っとったよな」
「はい、そうですね…」
「角名家か…」
「御先祖さんが何かやらかしたんですか?」
「…角名家ってな、昔…そうやな室町時代くらいやな、そのくらいの頃に出来た家系なんやけど」
「昔の角名家は良い家系やった、なんの家系かって言うと先祖代々、稲狐神社を守る家系やったんや」
「あの神社を?っていうかあそこの神様って、なんの神様なんですか?」
「ん?あぁ、俺やで、妖狐の神様」
「…え…?」
衝撃の事実(薄々気づいてたけど)
続く







