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「ちくしょう、やられたぜ」


いつものだ、いつもの。今日も今日とて特殊刑事課として大型犯罪で犯人を検挙しようとキャップと向かったところだ。

しかし、ギャングに撃たれてそこらへんの洞窟に捨てられた。

しかも白髪のやつがいたからたぶんMOZUだから無性にムカついてくる。


「あー…誰もこねぇじゃねぇかよ」


救急隊も警察も助けに来ないで約30分、さすがに長すぎるし、記憶は消していない。

俺はこれまで記憶を何度も消してきた、だから慣れてしまっている。

だが、今回の大型はかなり白熱していて、まだまだ終わりそうにない。だから俺もまだギャングをぶっ潰したい。


「記憶消しても大型行けるだろ、よし…」


そう思い記憶を消していく。どんどんと意識が遠くなってゆく。

だんだん、遠く…






「………?ここどこだ?」


起きると見知らぬ場所にいた。だが見覚えがある。

ここは病院、あいつが院長の…


「らっだぁ…?」


そう、ここは “ らっだぁが院長 “ の病院。俺は記者として何度も訪れたことがある。


「それはそうと、何で寝てたんだっけ?」


それが疑問だ。とりあえず知り合いを探そうと思い病院の廊下を歩いてゆく。

そうすると、途中で変なコスプレのおっさんと救急隊?の人が歩いていた。

「あ、すみません」

「ん?ああ、つぼつぼじゃないか!まさかまた記憶消したか?」

「つぼ浦またかぁ…」


記憶を消す?つぼつぼ?つぼ浦?

この人たちは何を言っているのだろうか。俺の名前はぐちつぼファイナルだぞ。


「あのー、らっだぁって居ます?それか猫麦とろろさん」

「…?いや、そんな人知らないですね…」

「つぼつぼ、やけに初めましてみたいな話し方だな。まあまた記憶喪失か?」

「いや、実際初めましてですし…そもそもつぼつぼって何です?俺はぐちつぼです」

「え?」

「えっ…?」


この人たちは本当に何を言っているんだ?


「あなた救急隊ですよね?」

「ああ、俺はそうだ」

「なら何で知らない…?てかぐちつぼ…?」

「あ、つぼ浦じゃん」

「らだおくん、つぼつぼが壊れた」

「はあ…?また記憶消した?」


また新たに青い鬼の仮面の警察?が現れたんだが…なんだか情報がいっぱいいっぱいだ。

ん、鬼…?


「らっだぁ!!」

「え?何…?」

「らっだぁ、お前警察になったのか!?院長はやめたのか!?救急隊に飽きたのか…?」

「ん?ん?らっだぁって誰?」

「は?鬼の仮面はらっだぁしかいないだろ!?」

「おれぇ…?おれはそもそも警察だし、救急隊になったことなんてないよ」


そもそも警察…?確かにらっだぁの声だし、それに鬼の仮面。


「は…?」

「…これは市長案件だなぁ、キャップ行きましょう」

「わかった、だが大型はどうするんだ?」

「警察は今日多いし大丈夫っすよ!えーと…つぼーらも行こう」

「…??」



「面倒なことになった…」







「はあ、つぼ浦がおかしいと…」

「市長、どうしかしてくれ。原因はなんだ」

「たぶんつぼ浦は記憶を消したんだろう?だが今、実は歪んでいてな」

「歪み…」

「たしか、別の人格?じゃないけど…前世の自分になる歪みらしい」

「じゃあぐちつぼってやつは、前世の名前ってことか…」


何を話しているのかがよくわからんが、歪み?がなんかなっているらしい。


「とりあえず、警察はどうする?えと、ぐちつぼ」

「……警察?なのか?」

「あー、うん。つぼ浦は警察で、えーと…まあ警察やる?」

「…やってみてもいいですけど…」

「じゃあ決まり。キャップは常にいてあげてくださいね」


キャップと呼ばれる変なコスプレのおっさんと一緒にいることになった俺は、大型犯罪と呼ばれる犯罪で捕まえた犯人の切符を切ることにした。


「お、キャンターマーじゃないか!」

「うるせぇ黙れ」

「キャ…え…?」

「まあ、真面目にするか…こいつはヴァンダーマーでギャングのボスだ」

「何説明してんだ?」


ボス…それならかなり強いんだろう。てか声がめちゃかっこいいんだが。


「実は歪みでつぼつぼが前世のつぼつぼになってしまった」

「なに言ってるかわかんねぇよ」

「自己紹介してくれ、つぼ…ぐちつぼ」

「あー、初めまして?ぐちつぼファイナルと申します!前世って言うか、もともと記者してました!てか声かっこいいですねヴァンダーマーさん」

「…前世はなんで礼儀正しくて今はクソみたいな性格なんだ」

「じゃあ切符と…えと、どうやるんですか」

「切符の切り方は…」


一通り切り方を教えてもらい、ヴァンダーマーさんに切符を切っていく。

罰金高すぎるだろ…やばいな。これが大型…


「プリズン…は私が送ろう。ぐちつぼ、プリズンって知ってるか?」

「すこししってますけど…あんまですね」

「わかった、教えるのめんどいから送るぞ」

「次は殺す」

「やってみな、キャンターマー」


この二人仲良しなのか__


「…んぇ…………?」


ここどこ…??


「え、えぇ…」


なんか牢屋の中にいるんだけど…これがもしかしてプリズン?なんで俺が送られてるんだ?俺なんか悪いことしちゃった…?


「つぼ浦、じゃなくてぐちつぼ」

「あ、ヴァンダーマーさん」

「キャップが間違えて送ってしまったそうだ、だから罪を償え」

「いや自分なんも罪犯してないんですけど」

「償わないとでれん」

「えっ…」


衝撃の事実…まじか。

どうしよう、脱獄するか。うん。


「脱獄します」

「荷物戻ってこないんだぞ?いいのか?」

「いいですよ別に…ヴァンダーマーさんも脱獄します?」

「…くく、いいぞ。脱獄するか」


脱獄は簡単だった。かなり、いや、めちゃ簡単だった。

こんな簡単にしてしまうものなのか…


「ん?あ、ぐちつぼ」

「!らっだぁ!」

「らっだぁって誰だよ…てかヴァンさん脱獄してんじゃん」

「らだおくんか…殺すか」

「聞こえてますよ~」


流れるように話している二人に困惑しながらも、俺とヴァンダーマーさんはヘリに乗せてもらい病院に送られた。ヴァンダーマーさんは今回は特別らしい。


「お、つぼつぼ。事情聴取か」

「つぼつぼじゃないですし…まあ事情を話そうかなと」

「それなら市長を呼んだから話してみるといい」

「…市長? 」

「そうだ、この街のな。今走ってきたあいつが市長だ」

「おい、つぼ浦が壊れたって本当か?」


「あ、しょぼすけ」


「__しょぼッッ…」


?何を困惑しているんだ…?あ、そうか。この人はしょぼすけじゃない。似てるからつい口に出てしまう。


「…治すぞ」

「え、何が__」


ビリッ


電気のような音が聞こえた。目の前にはキャップと市長。


「あ…?」

「つぼつぼ」

「何ですかキャップ」

「治ったな!さすがだ市長」

「……うん、じゃあな」


何で俺はここに?まぁいいや、店舗強盗きたし向かうか。


『向かいまーす』

『え、つぼーら?』

『なんすかアオセン』




「しょぼすけ……か。その名前が出てくるとはな」


「ま、」


__次出てくるのは100年後だろうけど

すとぐらたんぺんしゅう。

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