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コメント
3件
あー、あー、あー、もう、もう、もう、最高すぎだろ〜!!!
第7話、めっちゃ刺さった……! バーでの距離感の描写が一つ一つ丁寧で、特に無自覚に「ドキドキした」って言うtgの台詞がずるすぎるw prちゃんの不器用な守り方に胸がきゅっとなる。mzとktyのとこも「調子狂う」ってセリフ良かった。テラノベでこういう人間関係の機微をじっくり描くのもいいなって思った。次話も楽しみにしてる🔥
第7話
「触れたら、終わる気がした」
金曜の夜。
《Nocturne》はいつも以上に騒がしかった。
「tgちゃんこっち!注文!」
「はーい!」
「ktちそれ危ない!」
「わぁっ、ごめん!」
「aっちゃん、それ落ちる!」
「おっと」
店の中は、いつものようにカオスだった。
その中心で走り回っているのがtgだった。
prはカウンター越しにそれを見ていた。
無意識に、視線が追っている。
「……」
「顔こわ」
横でmzがグラスを拭きながら言う。
「元からだ」
「今日ちょい増し」
「うるせぇ」
理由は分かってる。
さっきから、 客の男がtgにしつこく絡んでいる。
「tgくん可愛いね〜」
「えへへ、ありがとうございます!」
「今度ご飯でもどう?」
「え?」
prの手が止まる。
空気が一瞬変わる。
「……」
prは無言でグラスを置いた。
mzが横目で見る。
「行く気だな」
「別に」
prは普通に歩き出した。
止める理由なんてない。
そう思ってるのに。
気づいたら、tgの横にいた。
「tg」
「prちゃん?」
「次の注文」
「え、まだこれ途中……」
prは自然にtgの腕を軽く引いた。
距離を作るように。
客とtgの間に入る。
「それ、あとでいい」
客は一瞬固まる。
「あ、そうなんだ」
少し気まずそうに離れていった。
静寂。
tgがprを見る。
「……prちゃん」
「なんだよ」
「今の」
「仕事」
即答。
tgは少し笑う。
「ふーん」
でも、その目はちゃんと見ていた。
prの横顔を。
「……助かった」
「別に」
「でも、来てくれた」
「近かっただけだ」
言い訳みたいな言葉。
tgは小さく笑う。
「prちゃん、分かりやすいね」
「うるせぇ」
prは舌打ちした。
でも離れない。
―――
休憩時間。
裏の階段。
prとmzが並んで座っている。
「で?」
mzが缶を開ける。
「何が」
「今の」
「……」
prは沈黙する。
mzはため息をついた。
「もうバレてる」
「……何が」
「好きなんだろ」
prの指が止まる。
否定できない。
「……うるせぇな」
「否定しないのな」
「面倒だからだ」
mzは少しだけ笑った。
「まあいいんじゃね」
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「何が」
「崩れんのが怖いってやつ」
prは缶を見たまま言う。
「……今のままがいい」
mzは鼻で笑う。
「もう崩れてるのはお前の方」
その言葉が、妙に重かった。
―――
mzとkty。
「ktyお、また薄着」
「えへへ、大丈夫!」
「風邪ひく」
「mzち優しい〜」
「黙れ」
そう言いながら、 mzは自分のマフラーをktyにかける。
「え?」
「寒いだろ」
「mzちも寒いのに」
「いい」
ktyは少し黙ってから笑う。
「……ありがとう」
その笑顔を見て、 mzは一瞬だけ視線を逸らす。
「……調子狂う」
―――
店内。
tgは片付けをしていた。
prはその横にいる。
沈黙。
でも嫌な沈黙じゃない。
「ねぇprちゃん」
「ん」
「さっきさ」
「……」
tgは少しだけ笑う。
「ちょっとドキドキした」
prの手が止まる。
「……は?」
「助けてくれたとき」
「……」
「近かったからかな」
prは目を逸らす。
「知らねぇよ」
「ふーん」
tgは何も気にしていない顔で笑う。
それが一番たちが悪い。
――無自覚。
prは小さく息を吐く。
「……お前ほんと」
「ん?」
「無防備すぎ」
tgはきょとん。
「え?」
prはそれ以上言えなかった。
その夜の距離が、 まだ身体に残っている。
――続く。