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※魔法パロ
※個人的解釈から本当に注意
※乏しい語彙力
※正気に戻ったら消します
※謎軸
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放課後の話。
最後の授業が終わって放課後になった時、寮に戻る為外廊下を歩いていると見知った顔2人が庭にしゃがみ込み何かをしていた。
「あれ、ミレイさん!アリさん!」
『ん?あ、カノン!』
『カノン。』
声を掛け、走り寄ってくる私に気付いたのか同時に振り向き2人は声を掛けてくれた。
「何してるんですか?」
アリさんの手にはスケッチブックにミレイさんの手には杖を構えているので多分魔法で実験やら何やらしていたのだろう。
『えっとね、ありりんの魔法で蟻描いて私の魔法でその蟻を踊らせてた』
「本当に何してるんですか。」
2人が取り囲んでいるものは何かと見やすい場所に移動しながら説明を求めるとなんだか面白い事をしていた。
「あ、そっか、確かにアリさんの魔法は紙に描いた物を実体化させてミレイさんの魔法は拘束指示魔法でしたよね!」
『そうそう、だからねー〔レベランス〕ほら!見てよ蟻がルルべしてる!』
杖を振るい呪文を唱えるとじゃじゃーんとした手でその先を見ると本当に蟻がルルべをしていた。
「凄!だとしても何故バレエ…にしてもこの蟻本物みたいですね!見分けつかないぐらい」
『いや、まだ完璧じゃない。』
『ありりん、蟻に完璧なんてあるの?』
『あるよ。』
『あるんだ…』
などと会話をしているとアリさんはまだ何かを描き始めていた。
「見てもいいですか?」『私も見ても良い?』
『良いよ』
「よっしゃいッ!」 『やった〜』
そうして2人してアリさんのスケッチブックを遠くから数分見ていると某ジ〇リ映画のト〇ロを複数描いていた。ちなみにまだ蟻はバレエしてる。
「おぉ…!!ト〇ロですか?何種類かありますね」
『そう。これは小ト〇ロでこっちは中ト〇ロ、それでそっちが大ト〇ロ。』
「はぇー私が描いたら怪物になっちゃうから描き分けれるの凄い尊敬します!自分が描いたら多分ある意味私の方が見分けつかなくなります」
『ありりん凄いよねー全体的に絵柄が可愛い。』
「超分かります。あ、そういえば色って実体化する時に反映されるんですか?」
『まぁこのスケッチブックの紙に魔法が施されているから色鉛筆でもマッキーで描いても全部実体化するよ』
「魔法のスケッチブックって凄い…」
『よし出来た。』
こうして、最後の色塗りが終わった。
「可愛い。」
『よし、2人共ちょっと後ろに下がれる?』
アリさんがローブから杖を出した後、少し後ろに下がれるかと聞いた。恐らく、そこの草原に実体化するのだろう。私達はアリさんが真ん中になるよう座った。
『〔トランスクロス〕。』
すると、ポンっと可愛らしい効果音と共に3匹のト○ロがスケッチブックから飛び出した。
「『おぉ〜!』」
『中の子ははサッカーボールくらいの大きさだね~』
「これ触れるんですか?」
『この前この子じゃないけど触ってみたら紙みたいな感触で害は無いから大丈夫なはずだよ。』
なるほど、じゃあ触ってみよう!と、ゆっくり手を伸ばした瞬間、凄い速さで避けられてしまった。
「なんだと避けられた…?!」
『あ、森の方に行っちゃった』
3人で呑気に見送っているが大丈夫なのかと疑問に思い私はアリさんに森を指さしながら言った
「アリさんあれ大丈夫なんですか?!」
『大丈夫、今日の夜には雨が降るし水に当たれば自動的にスケッチブックに戻って来るから。』
「な、なるほど?なんか便利ですね。ちなみに今から皆で走って追いかけるってのは…」
『『面倒臭い。』』
「はい。」
後日、深夜の廊下にト○ロが数匹徘徊していたなどの噂を教室で聞いたアンリアルであった。
「あの後学校に侵入してたっぽいです…」
『スケッチブックに戻ってなかった。』
『今思えば私の魔法で拘束しておけば良かったね』
コメント
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アリちゃんのキャラきになる