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3 - 第3話 日常

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2022年03月31日

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「ただいま〜」

(…つっても誰もいないんだけどな。)


近くのスーパーで買い物をすませ、扉を開ける。電気をつけベッドの上に荷物を放り投げる。


(お腹空いたな…。)


一応食材は買ってきてあるもののどうも作る気が湧かない。


(…インスタントでもいいか。)


ピンコーン


…AからLINEだ


『疲れてるみたいなんでしっかりご飯食べてくださいね。』


…。


(なんだ、ビビってた割には聞いてたのか。)


「…作るか。」



…軽く野菜炒めと味噌汁ですませ、食器洗いに取り掛かる。


食器を拭き、タオルの上に置く。


(…テレビでも見るか。)


ピンコーン


『○○さん…!今怖いのやってますよ…!』


…嫌なタイミングだな。


…といっても嫌いでは無いのでチャンネルを変える。


(こういうのって絶対ヤラセだよな…。)


そんなことを考えながらテレビを見ていく。


(…まぁまぁだったな。)


時計を見ると22時過ぎ、明日は朝から講義があるので早めに寝よう。


俺は風呂に入り、髪の毛が少し湿ったままベッドに潜る。


(…疲れだといいんだがな。)


そうしてそっと瞼を閉じた。




…その日から俺は寝るのが苦痛になった。

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