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『希望の曖昧』
第二章 七つ大罪編
第二十二話「強欲」
憤怒が倒されて数時間後。
防衛軍本部では、古流斬の治療が続いていた。
隊長たちは作戦会議を開き、次の一手を考えていた。
その時だった。
ドンッ!!
本部の正門が大きな音を立てて開く。
隊員たちが一斉に振り向く。
「な、何だ……!」
煙の中から、一人の男がゆっくりと歩いてくる。
黒いコートをまとい、不気味な笑みを浮かべていた。
「初めまして、人間。」
「私は七つ大罪――強欲。」
その右手には、一人の人物が抱えられていた。
防衛軍第四番隊隊長――アキノリだった。
アキノリはすでに戦闘不能となっており、その姿を見た隊員たちは息をのむ。
「隊長!」
ダッドが一歩前へ出る。
「アキノリを離せ!」
強欲は笑うだけだった。
「返してほしいか?」
「なら、奪ってみろ。」
そう言うと、強欲はアキノリを静かに地面へ横たえる。
その圧倒的な余裕に、誰も動けなかった。
⸻
能力
強欲はゆっくり両手を広げる。
「私の能力は――奪う。」
「能力を一つ奪い、自分の力として使う。」
「さらに、自然系の能力への耐性も得る。」
ネイトの表情が変わる。
「情報どおりじゃない……。」
「想像以上に危険だ。」
⸻
宣戦布告
強欲はラントたちを見渡し、笑みを深くする。
「次は、お前たちの力をもらう。」
「さあ、人間。」
「私を楽しませろ。」
ラントは剣を抜き、前へ出た。
「全隊、戦闘準備!」
防衛軍最強の隊長たちと、新たな七つ大罪。
激突の幕が上がろうとしていた。
――第二十二話「強欲」 完
古流斬
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チタコロ
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コメント
1件
強欲、いきなり現れてアキノリ隊長を抱えてる時点で圧がすごいですね…。能力「奪う」+自然系耐性は確かに情報以上で、ネイトが警戒するのも納得です。ラントたちがどう立ち向かうのか、次の展開が楽しみです!