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古流斬
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チタコロ
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希望の曖昧』
第二章 七つ大罪編
第二十三話「奪えない能力」
防衛軍本部前。
ラント、ジョト、ネイト、ダッド、ドック、ケイト。
そして治療を終えたばかりの古流斬が戦場へ姿を現した。
強欲は古流斬を見ると、不敵に笑う。
「来たか。」
「憤怒を倒した人間。」
古流斬は静かにナイフを構える。
「今度は俺がお前を止める。」
⸻
強欲の能力
強欲は右手を古流斬へ向ける。
「見せてもらおう。」
「お前の能力を。」
黒い光が古流斬を包み込む。
「能力――奪取。」
隊員たちは息をのむ。
「まずい!」
「古流斬の能力が奪われる!」
⸻
異変
しかし――
黒い光は突然かき消えた。
強欲は初めて表情を変える。
「……何?」
もう一度能力を使う。
「奪取!」
しかし結果は同じだった。
能力は発動しない。
⸻
曖昧の秘密
古流斬は静かに言う。
「無理だ。」
「俺の曖昧は奪えない。」
強欲は眉をひそめる。
「なぜだ。」
古流斬は答える。
「曖昧は普通の能力じゃない。」
「存在そのものと結び付いた特殊能力だ。」
「能力だけを切り離して奪うことはできない。」
⸻
ネイトの分析
後方で戦況を見ていたネイトが口を開く。
「やっぱりそうか。」
隊員が振り向く。
「どういうことですか?」
ネイトは資料を見せながら説明する。
「強欲が奪えるのは”能力”だ。」
「だが古流斬の曖昧は、能力ではなく本人の存在そのものに根付いている。」
「だから奪えない。」
ラントもうなずく。
「つまり古流斬だけは、強欲に対して大きな優位を持っている。」
⸻
強欲の笑み
強欲は数秒黙っていた。
そして突然、大きく笑い始める。
「ハハハハ!」
「面白い!」
「なら、お前だけは力を奪わずに殺してやる!」
巨大な黒いオーラが噴き出す。
周囲の地面がひび割れた。
⸻
開戦
古流斬は曖昧を発動する。
ケイトは聖天光を構える。
ラントは剣を抜き、ジョト、ネイト、ダッド、ドックも戦闘態勢に入る。
強欲はゆっくりと拳を握った。
「さあ……。」
「奪い合おうじゃないか。」
防衛軍最強の隊長たちと、七つ大罪・強欲。
激しい戦いが、今始まる。
――第二十三話「奪えない能力」 完
コメント
1件
みぅです、読ませてもらいました🥀 「曖昧は奪えない」——この設定、めちゃくちゃ好きです。強欲が初めて表情を変えたシーン、ゾクッとしました。今まで奪う側だった奴が初めて「奪えない」相手に出会うって、心理的な逆転が熱い…! ネイトの分析も丁寧で、世界観がしっかりしてるなって思いました。古流斬の静かな強さ、かっこよかったです。次、どう動くんだろう…ドキドキしながら待ってます🌙