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amnv , mtor
pr × lp
18日目
―――
lp 視点
今日はオフで、一日中ゆっくりしようとアラームもかけていなかった。
「 んん……、ふぁ… 」
目が覚めたのは11時。
サイドテーブルに置いてあったスマホを手に取ってホーム画面を開く。
「 ……ん? 」
LINEには通知が30件以上も来ていた。
こんなに通知が来たことはない。誰なんだろうか。
LINEのアイコンをぽちっと開くと、通知は全てぷりっつくん。俺の恋人だった。
トーク画面を開いてみたら、「らぴす」「いまだいじょうぶ?」「いえきてほしい」「ねてる?」などのメッセージと共に、電話が何回も来ていた。
どうしたんだろう。
不安が積もりに積もった。そして、ぷりっつくんはメッセージでひらがなばっかりを使う人ではない。
急いでいたのか?それか、どこかが悪いのか?
俺は、1時間前のメッセージに返信をした。
「気づかんくてごめんなさい」「大丈夫ですか?」「今から家行きます」とだけ送って、すぐに服を着替えた。
鞄とスマホと財布と、ぷりっつくん家の合鍵だけを持って家を飛び出した。
全力で走る。間に合え、間に合え。
ぷりっつくんが大変な目にあっているかもしれない。なんで俺は電話に気づかなかったんだ…
もし何かあったら、俺は一生後悔する。
ぷりっつくんの電話、メッセージに気づけなかった俺を自分で責める。馬鹿すぎる。
どうしよう、ぷりっつくんが家で倒れていたら。
家を出た時にLINEをちらっと見たけど、返信は来ていないようだった。
ただひたすら走って、ぷりっつくんの家に着いた。
鞄から合鍵を取り出した。手が震えていたせいで鍵穴に上手く刺さらなかった。なんで、早くしろ。俺。
数秒手こずって鍵穴に合鍵を刺す。なぜだ。上手く回らない。
「 もう、なんで……っ、ぷりっつくん、ごめんほんまに、 」
1回ドアノブを引っ張ると、ドアが開いた。
「 ぇ、? 」
ぷりっつくんが、開けてくれたのか。
俺はおじゃましますと呟いて部屋に入った。
「 ぷりっつく〜ん、? 」
リビングにはいないようだった。
寝室かな。
俺はぷりっつくんの寝室ま向かう。ガチャ、とドアを開けると、具合が悪そうに寝ていたぷりっつくんがいた。
「 ぷりっつくん、!? 」
少し大きな声で名前を呼んでしまった。
やべ、と思っていると、ぷりっつくんがゆっくりと目を開ける。
「 ……、ぁ、らぴす…… 」
いつもより声はか細くて、弱かった。
ゆっくり、ゆっくり近づいた。
「 あの、ぷりっつくんほんまにごめんなさい 」
「 ……ぇ、? 」
「 LINE、気づけなくて…… 」
ぷりっつくんはあぁ……と言って、別にええよ。と微笑んでくれた。なんてやさしいんだこの人。
こんなに、体調が悪そうなのに。
「 ……あの、大丈夫ですか、?いや…大丈夫…じゃないですよね 」
「 さっき熱測ったら39度って… 」
「 ……39、? 」
それ以上の言葉が出なかった。
39って、だいぶ高いじゃないか。
「 俺、熱の時にあるといいもの買ってくるんで。 」
ちょっとまっててください、とだけ言って部屋を出ようとしたら、ぷりっつくんが少し大きな声で俺に話しかけた。
「 まってや、らぴす……っ 」
後ろを振り返ると、ぷりっつくんは上半身を起こしていた。
すぐにぷりっつくんのもとに行く。
どうしたんですか?と、やさしく問いかけた。
「 ここにおって……、? 」
ぎゅっと袖を掴まれて、上目遣いをされる。
不意にドキドキしてしまう。
こんなん言われたら…断れるわけないやん。
「 ……わかりました、でも…安静にしててくださいよ、? 」
「 わかってるって…、 」
「 なら… 」
許可を出すと、ぷりっつくんはふふ、と嬉しそうにして目を瞑った。
愛おしい。
いつも余裕のあるぷりっつくんが、俺の袖を掴んでいる。それだけで、俺も体が熱くなった気がした。
「 ぷりっつくん 」
俺は小声で声をかける。起こさないように。
「 今日は、俺のそばで安静にしててくださいね 」
俺はまた心の中で気づかんくてごめんなさい、と謝った。絶対に次は気づくから、と決心して。