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本当の自分はとうに捨てた


今自分の顔がどんな顔してるかすらわからない。


元の顔なんて忘れたよw


私はいつも人の皮をかぶる。


猫じゃないよw?あと、物理的にね



「あの子、きれぇ♡」



今日のターゲットはあの子に決まり♡


綺麗な金髪にルビーのような赤い眼。


歯はギザギザしてて可愛らしい♡


メガネは私苦手だけど、あんだけ大物だったら全然我慢できるね♡



「さぁ、狩を始めよっか♡」



私の狩りの方法はいつも同じ。


まず相手に近付くことが大切。



「ねぇねぇ、そこのオニーサン?」


???「ん?俺か?」


「そ♡おにーさんさぁ、キレーな顔してるね♡」


???「それはありがとうなんだゾ!」


「それに比べてさぁ、私の顔って汚くない?」


???「うむ、そうか?」


「うん♡何枚も人の皮を被って、自分が誰だかわからなくなっちゃったこのぐちゃぐちゃな顔」


???「どういうことだ?」


「だけどね、キミの顔を貰ったら私の顔も綺麗になると思うの!」


???「はぁ……」


「だからさ、その顔……」



「私にちょーだい?」



???「は、いやだが」


「ま、そーよね〜」


だけどもうこの子の顔は私の物♡


あとは一工夫すれば完全に堕ちる♡



「ねぇ、おにーさん、こっち向いて?」


???「ん?なんだ…………」


チュ


???「は…?」



これで完了♡


もうこの顔は私の物♡


これで堕ちなかった男はいない…


能力に逆らえるはずがないもの♡


さてと、さっさと家に持ち帰り……



ボトッ



「ん?」


???「え……は、?」


誰かしらこの子。顔は上物ね♡


??? ゾワァ「あ、えと…t、tn氏…違うんだこれは…」



あれ、能力が切れちゃった。


能力が切れる条件は2つ。


一つは能力が上書きされるほどの感情の変化が起きた時。


よっぽどこの子はあの子のことを大切にしてるのかしら?



tn「浮気か……?」


???「ち、違…ッ!」


tn「じゃあその女誰やねん」


???「知らないゾ…!急に話しかけられて…ッ!」


tn「ほぉー…?じゃあgrさんは話しかけられた女と…初対面の女とキスするわけか?」


gr「いや、ッそうじゃなくて……ッ」



あ、修羅場入っちゃった


……この子震えてる。


こういうのは私、苦手なのよね〜


私が始めた話だし、終わらせないと〜♡



「はいはいストーップ!」


tn「……なんや」


「んな圧出さないでよ〜いい顔が台無しだよ?♡」


tn「何が言いたい」


「さっきからこっちの子、震えちゃってるよ?少しは意見聞いたら?」


tn「いや、あんたのせいでこうなっとるやないか」



まーごもっとも



gr「tn氏…ッ!浮気じゃない…からッ!」


tn「………ほんまか?」


gr「ああ……ほんまやから…!」


tn「………そっか」


gr「…!」


tn「わかったわ。ごめんなぁ…圧かけたりして……こういうのgrさん苦手やって知っとるのに…」


gr「いいゾ…今回は俺の注意不足もあったからな」


「わぉ、傷つけてから謝って安心させるなんてまるでD◯彼氏……」コソッ


tn「おい、聞こえとんぞ(ギロ」



おっとぉ〜



tn「てかお前何もんや。俺n……この国の総統に手を出した意味、わかってんやろな?」



俺のって言いかけたな



「あ、てかそこのおにーさん総統サマだったんですかぁ? 」


gr「知らんで話しかけたんか……」


「ええ♡顔がとてもよろしい方がいらっしゃったもんで♡」


gr「…そうか。」


「あ!そちらのおにーさんもいい顔してますよね♡」


tn「は?」


「いやぁ……その顔欲しぃ…♡」


gr「さっきから思ってたんだが、その顔が欲しいってどういうことだ?」


「えぇ〜♡?そのまんまですヨォ〜♡」



私はあなたの顔が欲しい。




その綺麗な顔。




頭のいい顔。




なんでもできる顔。




その顔を手に入れた時…





私はジブンになれると思うんです♡♡





tn「どういうことだよ」


「また質問ですかぁ〜♡?だから、そのまんまですって♡」


gr「…お前種族は」


「私ですか♡?私は……」



ドッペルゲンガーです♡



tn「……なんや?それ」


gr「聞いたことがあるゾ。この世界には自分と全く同じ顔の人間がいる。その人間たちがであった時、片方は死んでしまうとか……だったか?詳しくはemにきかんと俺もわからないゾ…」


「まー大体は合ってるね〜♡正しくはその人の顔になれんだけど、私の場合は殺した人の顔になれるの♡」



その人の大切な記憶


努力をして得た能力、体。


そして地位。


それがぜぇ〜んぶ一瞬で私のものになるの♡


さいっこうだと思わない♡♡?



gr「…わからぬな」


「まーわからないならわからないでいいですよ〜」


tn「だがな?お前はこの国の総統に手をあげた。その意味がわかっとるな?」


「え〜♡お縄ですか〜♡?」


tn「まぁそうなるな。お前の場合は俺の私情も入れとくわ」



まぁ〜♡アツアツ♡



tn「一旦幹部全員の前に連れて行く。お前の処分はそこで決める」


gr「ええんか…?あいつらにも危険が……」


tn「あんたの国の幹部やぞ?信じろや」


gr「そう……やな」



このおにーさんたちは2人だけの世界に入る癖があるな



「じゃ、さっさと捕まえてくださーい♡」


tn「わかっとるわ」



あぁ〜♡この先にはどんな顔の人がいるんだろぉ〜♡



欲しいなぁ〜♡



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