コメント
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「いただきまーす」
「雫、取り分けてやるから皿貸せ」
「わぁ、ありがとう!」
今日の晩御飯はすき焼きだ。柔らかい牛肉と野菜が、鍋の中でくつくつと煮えている。すき焼き特有の甘く食欲をそそる匂いが部屋中を満たしていて、それを嗅いでいるだけでお腹が余計に空いてくる。
大和さんが取り分けてくれたすき焼きのお皿を目の前にし、何から食べようか迷ってしまう。
最初は煮込まれて柔らかくなった豆腐から。一口頬張ると、味がよく染みていてほろほろだ。口の中ですぐになくなってしまう。お肉もすごくサシが入っているものだったから、煮込んでも固くならずにとても柔らかくてほっぺたが落ちそうな程美味しい。
「大和さん、すごい美味しいよ〜。お肉奮発して正解だったね」
「雫が最初特売の肉選んでたんだろ」
「だってお肉の値段でこんなに違うと思ってなかったんだもん」
「じゃあ一つ学んだな」
実は、この前スーパー****************
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