(渚side)
花木さんが、私のことをデートに誘ってくれた。
今にも踊り出しそうなくらいの気持ちの高ぶりを抑えつつ、なんとか花木さんの店からアパートまで帰ってきた。そして鍵を閉めると、そのままベッドへとダイブする。
普段なら、絶対帰ってきてすぐ部屋着に着替えるのに、今日は気にしていられなかった。両脚をバタつかせ、枕をぎゅーっと力一杯抱きしめる。
「嬉しい嬉しい、やばいやばいっ」
定休日にお店で会えているだけでも贅沢だったのに、一緒に出掛けられるなんて。もう夢みたいだ。
「どこに行こう、花木さんは外の空気を吸いたいって言ってたよね……日帰りキャンプとか?いや、けど私キャンプなんてしたことない」
キャンプについて検索するが、初めてのお出かけでキャンプなんてハードルが高いか。けど、今は手ぶらで出来るキャンプもあるんだな。
車を出してくれるって言ってたから、少し遠出をして、観光地を****************
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