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「……わ、私…あ、アーロン様のことが好きですっ!//」
「……え?」
…………ゑ???
んん?今、なんて???
僕の聞き間違いじゃなければ、勘違いじゃなければ今、告白されたような…???
「ひ、一目惚れしたんです!も、もし宜(よろ)しければ…その、私のこ、恋人になってくださいっ!///」
「………(???)」
僕はひたすら唖然(あぜん)とした。
呆然(ぼうぜん)、愕然(がくぜん)、茫然自失(ぼうぜんじしつ)だ。
出会って1時間も経っていない男に告白などどうかしている気がする。いや、一目惚れしたことないから分からないが……お互いの名前ぐらいしか知らないんだぞ??
性格とかを知って、『やっぱり無理です』ってなるんじゃないか?
「……えっと、ごめん、なさい」
……とりあえず断った。
僕は誰かと付き合う気とかないし。女だし。
僕のことは諦めてもらえるだろうかと思ってると、メリアさんは
「いえ!私諦めませんわ!これから絶対に私に惚れさせてみせますからね!」
「えぇ…今すぐ辞めて欲しいけど???」
本当は女たって今すぐ言いたい。が、それは叶わない。
だから僕のことを好きでいるのは時間の無駄になると思う、本当に。
だが、そんな僕の言葉が聞こえていないのかルンルンとご機嫌に飲み物を取りに行く。
サンドイッチを食べて気を取り直そうと近くのテーブルにバケットを置き、適当に椅子を引いて座ると、いつの間にか帰ってきていたメリアさんが聞いてくる。
「アーロン様!飲み物は何に致します?♡」
「……コーヒーで」
一体どうしてこうなったのだろうか…………。