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何となく母さんは気がついていた気がする
俺は本来ルークの双子として生まれるはずだった、だか、体が用意されていなかったんだ、魂だけが入り込んでいた俺を見つけたのは母さんだった、そっと腹を撫でて子守唄を歌っていた
母さんはエルフだった、今はもう数がかなり減り存在自体かなり珍しくなってしまっていた
そんな母さんに俺は似たのだろう、俺はエルフだった、でも耳とかはそんなに大きくない、母さんはお腹の中に俺がいるのに気がついて先に名前をくれていた
『ローク』ロック(岩)から取ってらしい、母さんはルークが黒狼なのも知っていてその狼(ロウ)も兼ねてらしい
ただ母さんは世間知らずだったのだろう、俺には名をつけてルークには名与えなかったのだから、きっと黒狼が呪いの子と呼ばれるのも知らなかったのだろう、エルフの里はあまりにもこことは隔絶された場所らしいしそれに、自分の愛する人にもう1人は名ずけて欲しかったのだろう
ルークが産まれてから俺はただただ守りに徹した母さんからの遺伝の能力である『自然』は自然の力を自分の力に変換する能力だった、その力は 攻撃にも使えたし、ルークを怪我を癒すことも出来た、ただ、習得に時間がかかりすぎた、体がない分権限も難しくその結果、目の傷だけは癒すことが出来なかった、その内その俺の思いからなのかルークの思いからなのか2人が来た、
ルークの外に出たい思いから『空間』の能力を持ったレイ
俺の守ってやりたかった助けてやりたかった思いから『隠密』の能力を持ったライア
2人は俺らの願い思いの元から生まれた
名は俺が着けた、ある意味親は俺だったからか2人の名前は上手く付けれたらしく魔力は安定した、
俺はクソ親父のやる事をただただ黙って見ることしか出来なかった、今出てしまえば、ルークが利用されるのが目に見えていたからだ、だから、今はただ大人しくしとく以外方法は無い、きっと大丈夫だろう、風が教えてくれた今”あいつら”が動いていると、だから俺も協力する、
私は気がつけばここにいた
目の前には殴られている女の子と殴ってる男、 それを見ている男、何となくわかった、女の子は守るべき子だと、私は誰かなんてどうでもいい、私は見ていた男に声をかけた『ねぇ、なんで黙っているの?助けに行かないの?』彼は目を一瞬見開いて“今は無理だ”と静かに答えた、私は、 そう、と答えてふわふわ浮いていた、私は姿がなかった、こんな姿じゃあ助けにも行けない、あの子を助けに走れる足がいる、あの子を抱きしめる腕がいる、ここから連れ出す翼がいる、そう思った暫くして、私は「ホーク」になっていた、それを見た彼は、“そんなことも出来るのか、凄いな”優しく私の頭を撫でた、その後につけられた名前は「レイ」0から来た(厳密には思いからだけど)からだと彼は言った、なんとネーミングセンスのない名前、とか思ったけど、何となく他の意味もあるのだろう、だって彼は博識だった色んなことを教えてくれた、けど多くは語らないのだろうね、 いつかあの子にも教えてあげよう
俺が生まれた時
眠った彼女のそばだった、ここがどこなのか何なのか全く分からなかった、でも傷だらけの彼女を見て全てどうでも良くなった、可愛い顔に似合わない痛々しい傷だらけの身体、そっと彼らが話しかけてきた、『治すから、離れてろ』そう彼は目を伏せ悔しそうな声で話しかけてきた、サッと手をかざすと暖かい光とともに彼女の傷は癒えていった、もう1人の子が話しかけてきた、『貴方は私達と同じ?』何となく直感でそうだと感じた、手に伝わる力、俺はこの子を守るために生まれてきたんだ、2人はここから出てもバレてしまう、だから俺が変わりに外に出た、だから誰にもバレないこの能力を俺は持っているんだ、俺は皆みたいな優れた種族じゃない、ただの『人間』でも、この感覚は、『忍び』だ、俺は忍びとして生まれたんだ、俺はレイに『ライア』と名ずけられた雷のような瞬発力とスピード、俺の名だ、でも俺には分かるこの子は、ルークは余裕で俺を超える、そりゃ勝てやしない、でも少しでもこのこの役に立てるのであれば俺は、この子の師となり、身を守る術を教えよう