テラーノベル
アプリでサクサク楽しめる
1,038
コメント
0件
👏 最初のコメントを書いて作者に喜んでもらおう!
大型エネミュウ『パランザ』に襲われてから数日後軽傷だったとはいえ大事をとって安静にしてろと言われ今日少し遅れて雪原基地の『スノーホワイト』内にある訓練兵育成棟という場所に入り司令室兼教官室である場まで行き簡易的な歓迎会が執り行われる事となる
「……というわけで先日のゴタゴタの中心にいた者であるアレンだ。君たちと同じく彼はあの宇宙船におり、本来であれば数日前に同じく歓迎会に参加するはずだった。この場を借りて簡易的ではあるが自己紹介くらいはさせてやってくれ。」
「え、えっと〜……。先日のゴタゴタの中心にいた『アレン・ハーネスダイン』です。特にこれといった目標は今のところないんですけど、とりあえずはリーマル教官を超えることですよろしくお願いします。」
「おー!!君が例のBSに乗ってパランザに襲われたイベントまみれの元気くんだね!」
そう言いながら司令室に入ってくる赤髪の女性。
「悪いな来てもらって。」
「いえいえ〜♪私も彼がちょっと気になってたので丁度いいですよ。」
「紹介しよう。彼女は君達が来るよりも前にここに降りた言わば先輩にあたる人物で女性に珍しい『BS』にも詳しい戦闘員。『ジュリ・スカーレット』だ。」
「よろしく新入生君!」
「では、アレンの件も程々に早速君たちには訓練に行ってもらう。内容はまずここに来るまでにやったことの振り返りみたいなものだ。ブースターの使い方や武器の取り扱いについてになる。戦闘服に着替えしだい訓練エリア一番に来るよう。遅刻は厳禁だ、いいな?」
その場にいた全員が返事をして速やかに行動を始める。遅れながらアレンも向かおうとした時先程自己紹介をしてくれたジュリという人物に呼び止められる。
「ねーねーアレン君、だよね?」
「は、はい。」
「色々今聞きたいことがあるんだけど一個に絞って質問させて?」
「わ、分かりました。何を話せば?」
「実は私あなたがあのでっかいエネミュウに襲われてた時現場にいたんだけどさ、正直に答えてくれる?あの時死を覚悟してここに来たこと後悔した?」
「後悔…ですか。したかどうかの二択だったらしましたけど、それ以上に悔しさとかがデカかったですね。」
「……へぇ?それはどうして?」
「単純な話で俺に力があればそもそもあの状況になってないからですよ。まぁひと一人強くなったところで戦況を大きく変えることは困難でしょうけどそれでも幾分かマシにはなってたでしょうからね。」
「ふふっ…なるほどね!いいこと聞けて良かった!それじゃあ訓練頑張ってね。」
その言葉を聞きながらアレンは部屋を後にし訓練エリアにと向かった。
時は遡り凍てつく大地と化した地球のとある場所。そこで暮らすある部族がいた。その部族のある少女が夜空を見上げると紅の星が一つ空を駆けていた。この時の時刻はちょうどアレンがケンプファーから切り離されて地球に落ちてきた時刻と重なる。それを見た少女は顔色を変えて横になる女性の元に行き話を始める。
「『アリシア』空は輝いてましたか?」
「はい、お母様。空は…宇宙からは紅の星が落ちてきていました。」
「そう……。それじゃあ時が来たのね。アリシア、貴女にはこれから私の全てを見せるわ。これが私の見てきた世界。そしてこれを見た時貴女は『先』の景色を確認することができるようになる。その先を見た時そこにあなたが居てとなりにいる誰か、その人が男であるならきっと貴女は世界を変えられる。私と彼がなし得なかったことを貴女ならきっと…。」
そう言いアリシアの手を握るするとアリシアの脳内に母が見た記憶の一部が流れ込んできた。
『よぉし!決めた!!お前を俺の独断で仲間にする。最終的な目的は同じなんだから文句ねぇな?お前は【マザー】を倒したい。俺は…というか俺の組織はこの星を再び人が住める綺麗な場にしたい。その過程でマザーは避けて通れない道だ。目的が一致してるならそれでいいだろ?』
…………
『なるほどねぇ………。すまないが今の俺ではどうにも出来なかったみたいだ。だが、君だけは必ず逃がしてみせる。俺が消えてもまた近いうちに組織から人が派遣される。彼らがきっとこの星を救うだろう。その時がいつになるかは分かんねぇけど、でも必ず君を、この星を想う誰かが助けてくれるはずだ。短い時間だったが楽しめたぜ!それじゃあ元気でな!!』
「……今のは。」
「彼の名は『アラン』外から来た開拓者で彼の所属していた組織が今もどこかにいるはず。貴女はその組織と何とか接触し今この世界がどうなってるのかを伝えてちょうだい。それがまずあなたがしないといけない最初の仕事。」
「……分かりましたお母様。」