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___________________________芬蘭side
彼が放った言葉に、頭を殴られた様な衝撃を覚えた。
「いま、なんて…」
「…俺と別れてくれと言ったんだ」
嘘だ
なんで
…冷たい空気が喉に入り込むのを感じて噎せ返りそうだった。
畳の床に視線を降ろせば、彼は言葉を紡いだ。
「…戦地へ行く事になった。」
「…、」
「…屹度、帰って来れはしない。だからこのまま終わらせてしまおう。」
そう言って俺と自身の手を重ね合わせた日帝。
言葉と行動が矛盾していて、余計に混乱してしまう。
「…そんなの絶対にやだ、」
「…」
日帝は俺の話に反論したりせず、只静かに頷いて話を聞いてくれた。
「…できるだけ日帝と一緒に居たい、終わりなんてやだ、」
目前で胡座をかいている彼に視線を移せば、 彼は両手を広げて此方へ来いと訴えていた。
いつもと変わらぬ彼の姿に視界がぼやけた。
物の境界線がぐちゃぐちゃに混ざり合い、ぼやけて何も見えなかった。
ただ、彼の体温を全身で受けて。
泣く事しか出来なかった。
彼は俺の頭を撫でながら問うた。
「…芬蘭はそれで良いのか」
「うん、これでいいの、でも…っ、本当はずっと一緒に居たいよ、」
「…俺もそうだ、」
静かで落ち着く低い声がずっと好き。
泣いてる時に撫でてくれるその優しい手が好き。
その不器用さが好き。
【声も 顔も 不器用なとこも】
…全部あいしてる。
蕩けちゃうくらいに、色が変わるくらいに。
コメント
8件
ふぉぉぉ((( 戦争…かぁ… 辛いよね(泣いてる芬可愛いからいいか(よくないよ??)