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kaede🍁
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#いわふか
雪月❄️
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すたーとっ!!
翔太が眠ったまま、
2週間が過ぎた。
ICUの窓から見える景色だけが、
少しずつ変わっていく。
朝になって、
夜になって。
それでも翔太は、
一度も目を開けなかった。
兄たちは毎日病院へ通った。
学校や仕事の合間を縫って、
必ず誰かがそばにいた。
亮平は特に、
毎日のようにベッドの横に座っていた。
「……翔太、今日ね」
小さな声で話しかける。
返事はない。
でも亮平は、
話すことをやめなかった。
「兄ちゃんたち、みんな待ってるよ」
その言葉を言うたび、
胸が痛んだ。
“待ってる”
今さらそんなことを言う資格があるのかと、
何度も自分を責めた。
そして2週間後。
兄たちは医師に呼ばれた。
診察室。
重たい空気。
医師はカルテを見ながら、
ゆっくり口を開いた。
「翔太くんの状態について、お話しします」
全員が緊張した表情で座る。
「まず……翔太くんは、生まれつき身体が弱かった可能性が高いです」
その言葉に、
兄たちは目を見開いた。
「喘息の症状に加えて、熱を出しやすい体質、過呼吸傾向、慢性的な疲労状態も見られます」
亮平の手が震える。
自分と似ていた。
でも、
誰も気づかなかった。
医師は続ける。
「かなり長期間、無理をしていたと思われます」
「……っ」
辰哉が俯く。
「栄養状態も悪く、睡眠も十分ではなかったようです。精神的ストレスも相当強かったのでしょう」
その言葉に、
照が苦しそうに顔を歪めた。
“精神的ストレス”。
それが何を意味するのか、
全員分かっていた。
「それから……」
医師は少し言葉を選ぶように続けた。
「翔太くんは、“自分が大切にされていない”と思い込んでいた可能性があります」
誰も息をできなかった。
「治療中、無意識下で何度も似た言葉を口にしていました」
『ごめんなさい』
『邪魔しない』
『捨てないで』
兄たちの顔色が変わる。
亮平は涙を堪えきれなかった。
「……違う」
震える声。
「そんなこと思ってほしくなかった……」
でも。
翔太はそう思うしかなかった。
幼い頃から、
ずっと。
医師は静かに言った。
「今後、もし意識が戻ったとしても、心のケアが必要になります」
“もし意識が戻ったとしても”。
その言葉が、
兄たちの胸に重く残った。
コメント
20件
すみません!!! 今回は、いいね数が400以上到達しだい、続きを書こうとおもいます!!
3周くらいした😭続き待ってます♡
