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古流斬
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チタコロ
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第3話「少年との出会い」
家族を失ってから数年。
ザッドは数々の任務を成功させ、マフィアの中でも圧倒的な実績を積み上げていた。
その功績を認められ、正式に幹部へ昇進する。
誰もが恐れる存在となったザッド。
しかし、その心にはどこか空白が残っていた。
⸻
ある日。
マフィアに一人の少年が連れて来られる。
誘拐された孤児。
その名は――古流斬。
怯えながらも、必死に周囲を見渡す姿を見て、ザッドは昔の自分を思い出した。
「……。」
「昔の俺に似てるな。」
それ以来、ザッドは古流斬を気にかけるようになる。
戦い方を教え、
剣術を叩き込み、
生き残るための技術を一つずつ教えていった。
さらに、マフィアでは珍しく、誘拐された孤児たちに料理を作ることもあった。
「食え。」
無愛想に皿を差し出すザッド。
古流斬は小さく笑い、
「……ありがとう。」
と頭を下げた。
その言葉を聞き、ザッドは何も返さなかった。
だが心のどこかで、
「こいつだけは、俺みたいになってほしくない。」
そう願っていた。
しかし、ここはマフィア。
優しさだけでは生きられない世界。
二人にも、やがて避けられない別れの時が近づいていた。
コメント
1件
うわ、この第102話、すごく好きです。ザッドが孤児の古流斬くんに「昔の俺に似てるな」と重ねるところ、心にグッときました。無愛想に料理を差し出すシーンとか、「こいつだけは俺みたいになってほしくない」っていう願いがめちゃくちゃ刺さる…。マフィアという過酷な世界で、静かに優しさを見せるキャラがたまらない。でも「避けられない別れの時」の予告がもう切ない。続きが気になりすぎます!