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酷く眩しい日差しが俺と君を苦しめた。
俺は、ゆったりと口を開けて笑顔で言った。
『…ねぇ、げどちゃん。…俺の事きらい?』
すると君は驚いて目を見開いていた。
そんな驚くいってないはずなんやけど、…
「…嫌いになるわけないじゃん。」
優しい声でふんわり笑って君は言う。
え?…驚いてしまって俺は
『そっか』
その言葉しか出てこない…、嫌われてると思ってたから。…必要ないと思われてるって思ってたから。…その言葉が嬉しくて嬉しくて…、
『…そっかぁ、…、……ありがと』
そう俺は、泣いてしまう。
涙が止まらない。
「…え”、ちょ…まんちゃん!?」
優しく涙を拭ってくれる。
こんな空間がいつまでも続けばいいと思った。
酷く眩しい光で目が覚めてしまった。
『……ぁ、…』
目の前には、割れたガラスの写真立て。
凄く幸せそうに笑った俺と、優しい瞳のお前。
『……ぜんぶ、…全部、…ゆめで、…覚めたらいいのに』
もう、会えることのないお前に一つそう呟いた