【サンダー⚡】「そういえば…あの時も…夏だったな…。」
〜昔の記憶〜
【サンダー⚡】「母さ〜ん!見て!今日は満月だよ!」
【心暖】「あら?ホントね〜!スゴく綺麗!」
俺はよく夜になると、母さんと一緒に月を見ていた。
母さんは夜空が好きで、星や月のことをいっぱい教えてくれた。
だけど当時の俺は、「なんで母さんは月が好きなんだろう…?」と思っていた。
そして夜でも暑かった真夏の日に、俺は勇気を出して理由を聞いてみた。
【サンダー⚡】「ねぇ!母さん!なんで母さんは月が好きなの?」
【サンダー⚡】「太陽のほうが好きって…みんな言ってるよ!なんで?」
人はみんな…キラキラと輝いている太陽のほうが好き…。 俺は…そう思ってた。
だけど、母さんは違った。
【心暖】「みんなが太陽が好きと言ってても、私は月のほうが好き…。それでいいのよ。別にみんなに合わせなくてもいいの。」
【心暖】「それに月は、太陽よりも私たちの近くに居てくれている優しい存在なのよ?」
【心暖】「まぁ…太陽が好きっていう人たちの気持ちも分かるけど、私はそれでも月のほうが好きかな…。」
月は誰よりも近くに居てくれる…。
そして優しく…美しく…気高い…。
そして月は太陽の力を借りて、輝いている…。
だからこそ、親近感もあるんだよと教えてくれた。
【サンダー⚡】「そうなんだ…。なら俺も月のこと好きになる!そして…みんなに教える!」
それから何年も経ち、現在…。
今日は久しぶりに、じっくりと月を見ることにした。
【サンダー⚡】「なぁ…母さん…父さん…今日も月が綺麗だね…。」
そう口にした瞬間…勝手に涙が出てきてしまった。
泣きたかったわけじゃないのに、母さんと父さんのことを思い出すと、昔から泣いてしまうクセがついてしまった…。
サンダー⚡「母さん…父さん…なんで俺らを…置いてったんだよ…。」
コメント
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うぁぁぁぁ…貰い泣く…… こういうエピソード弱いんだァァァ……