「…つぼ浦、行くぞ。」
おれらは服屋着いた。それは変装をするためだ。とりあえずやり過ごそう。
きっと明日になれば…元通りになるだろ…
「一般人でいいか?」
「いいんじゃない?…おれはどうしよう。 」
「…医者。」
「は?」
「医者にすれば?個人医ってことにして。」
「…いいじゃん。」
…ハクナツメの視線がすごい。
そこらへんに置いていくか…
「ごめんつぼ浦、おれ着替えてくるからナツメ外に捨てといて。」
「…俺らのこと喋ったらどうする?」
「… その時は、その時だよ。」
「わかった。」
つぼ浦はもう一般人の服になっていたため、外に出る。
「…よし、マスクして…できた。」
今の俺の服装は、黒いマスクに医者服…
まぁ、正確にいえばあの時の、院長だったときの服。
声を低くすればバレないだろう。
…てか、前世あるのに記憶ないやつらいるよな…nqrseとか、sellyとか。
「ハクナツメ捨ててきた。」
「おーけー、じゃあ行こうか。」
「てか、どこに行くつもりだ?」
「んー…とりあえずコンビニに居よう。」
「なんで??」
「だって、客として振る舞えばいいじゃん」
「そうか…」
じゃあ、コンビニに向かおう。
…そういやぐちつぼ、警察のGPS外したか?
「つぼ浦、GPSは?」
「あっ…」
「ここにいたかー!…ん?どこだ?」
…皇帝来た。やばくないか?これ。
バレるなバレるな…
「ん?誰だ?」
「ん“っ…あー、服屋に来たものですが…」
「医者?個人医か?」
「はい。」
「隣のは?」
「…あー、こいつは…喉がちょっとあれで…」
「あ、病気みたいなもんか?」
「そうです。」
あぶない…バレるところだった。
目逸らしとこう。
「なんで目を逸らす?」
「…いや。」
「そういえば、ここに鬼の仮面をしたやつ来なかったか?」
「いえ?見てません。」
「じゃあアロハのやつは?」
「…いえ。」
「…じゃあ、なんでGPS…?この喋れないやつから出てるな… 」
「っ、」
どうする。どうする、どうする!
バレたら、おれらはもう戻れないかもしれない。そしたらおれらはどうなるんだろう。
「…らっだぁ。もう、いいよ。」
「は?つぼ浦…?」
「ごめん、皇帝。」
ドン!!
「い“っ…」『こち、ら、皇帝ッ!服屋にらだおとつぼ浦がッ』
「ごめん、ごめんッ…」
「らっだぁ!!はやく!!!」
「………、」
「くそっ!行くぞ!!」
『車はパトカー!服はッ』
ゴンッ!!!!
皇帝ダウン
鈍い音が響いた。…ごめん。皇帝。
「ら、だお…」
「らっだぁ。」
「…うん。」
急いでおれらはパトカーに乗り込んだ。
…これで、バレたな。
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好きです!無理せず頑張ってください!