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???「つまんねぇ」???「どうしたんです?突然」
???「確かにお前はもう仕事を終わらせたもんな」
???「じゃあアタシの仕事手伝ってよ。」
???「そういうのじゃねぇんだって〜」
???「瑠璃くんは何かしたい事あるの?」
ここは、生徒会室。「雨花」、「橙」、「桃時」、「兎白」は、「瑠璃人」の愚痴を聴いていた。
瑠璃人「もっと激しくて面白いことがしたいんだよ〜〜」
桃時「何なのよそれは」
橙「ふわっとしてますね」
兎白「何か遊びたいってことか?」
雨花「激しくて面白いやつ……うーむ」
瑠璃人「なぁ誰か遊び道具持ってないか?」
橙「あぁ!遊び道具と言って良いのか分かりませんが、こういうのを持っていますよ」
橙が取り出したのは、バトミントンのラケットと羽だった。
橙「昨日、バトミントン部の助っ人にくり出されて、バトミントン部に入って欲しいと懇願されて、断ったんですけどせめてバトミントンに触れてみて欲しいと言われて、このラケットと羽を渡されたんです。丁度人数分ありますし、やりませんか?」
瑠璃人「はいはい!!やる!!」
桃時「えぇ〜やるの?」
瑠璃人「何だよお前。負けるのが悔しいのかぁ?」
桃時「は?そんなわけないでしょ!?」
瑠璃人「まぁでも無理すんなって、お前は雑草の如く弱い力しか持ってない。できなくても仕方ねぇよ」
桃時「はぁ?雑草さんはね生命力が強いのよ!!コンクリートを打ち砕く程の力を持っているの!!雑草さんを舐めんじゃないわよ!!いいわよ!やってやるわ!」
桃時、瑠璃人の間には稲妻が走っている。
兎白「雨花と橙はどうだ?俺は参加するつもりだが」
橙「私もやります」
雨花「別に良いけど……」
兎白「体育祭も終わって、もう夏になるからな。みんな水分補給をしっかりとって行おう」
雨花たち生徒会一行は、バトミントンをすることになった。
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雨花たちは校庭のバトミントンのコートに集まった。
瑠璃人「それで?どんな感じの球技なんだ?」
桃時「あんた知らないでやるって言ったの?」
雨花「必要のある限りの力でぶちかまし、必要のある限りの力で玉を相手の陣地へえぐり返す。そんなワイルドandアグレッシブな球技だよ」
橙「そんな怖い顔して恐ろしいこと言わないで下さい!」
兎白「まぁでも今のを誇張せずに言ったk」
瑠璃人「めちゃくちゃ面白そうじゃねぇか!やろう!!」
桃時「ちょっと!こいつ本気でやるつもりよ!」
橙「どうするんです!?!?」
雨花「えぇ〜ど〜しようか〜な〜」
橙は雨花を揺らす。
兎白「俺も本気で頑張るぞ」
橙「あなたたち二人が本気でやったら大変なことになりますよ!!」
桃時「あとは、雨花が兎白の相手にならないと良いけど」
橙「そうだと良いんですよね……」
チーム分け結果
選手:雨花、兎白VS桃時、瑠璃人
審判:橙
桃時「何であんたと同じチームなのよ!」
瑠璃人「仕方ねぇだろ!グーパーで決まったんだから!オレだってお前とやるのは不本意なんだからな!」
桃時「それはこっちのセリフよ!!」
雨花「橙ちゃーん開始しよ!このままだとあの二人だけで大乱闘が始まりそう」
橙「分かりました!最初は瑠璃人さんからです!では、用意スタート!」
橙の掛け声の後、羽を打ち込む音が聴こえた。
雨花「あっこっち来た。兎白くーん打って〜」
兎白「あ、あぁ」
兎白は打ち返した。
桃時「よし!こっちに……」
瑠璃人「これはオレのだ!!!!」
桃時「なっ!何で奪うのよ!!」
瑠璃人「兎白さんの羽はオレのもんだ!!」
雨花「(よし!作戦通り)」
橙「今、雨花さん「作戦通り」って想いましたね?」
雨花「さぁ?何のことやら」
橙「雨花さんは真面目にやらないし、桃時さんは怒ってるし、兎白さんと瑠璃人さんだけでフィーバーしてるし、この試合は無効試合ですね」
第二ラウンド
選手:雨花、橙VS兎白、瑠璃人
審判:桃時
橙「兎白さんと瑠璃人さんは一緒にしました」
桃時「懸命な判断ね。でも、雨花と兎白が対戦することになったけど……」
橙「まぁ何とかなるのでは?」
桃時「……まぁいいわ。では、よーいスタート!」
橙「ほら、雨花さんからですよ」
雨花「えぇー分かったよ」
兎白「あいつがこういう勝負事で力を発揮するのはあんまりみないな」
瑠璃人「案外下手なんじゃないですか?ぷぷっ」
雨花は、羽持つとラケットを振って打った。
兎白「あれ?打ったのに羽がみえないぞ?r
瑠璃人「お前どっかコート外に打っちまったんじゃねぇの?変なところにきっと打ったんだよ」
桃時「……いや違うわよ。瑠璃人」
橙「雨花さん、あなた……!」
雨花「…………」
「「馬鹿力すぎて羽が敵陣地にくい込んでるじゃないですか?!?!」」
兎白・瑠璃人「え?」
下をみると、羽がコートの地面に思いっきりくい込んでいた。
桃時「これは、雨花の馬鹿力ゆえの行為で誰も打ち返せないから、雨花はもっと手加減してやって頂戴」
雨花「え?わたし今の力の十分の一も出してないよ?」
橙「このバトミントン、果たしてまともにやれるのでしょうか?」
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桃時「えぇ、結果的に考えて……」
橙「全部、まともじゃなかったため……」
「「全試合無効試合となりました」」
瑠璃人「あぁ面白かった!!」
兎白「俺はちゃんと点数を取りたかったな」
雨花「結構手加減したんだけどな」
橙「あなた目にみえないくらいの速度で羽を打ち込んだのに、本当に手加減したんですか?」
桃時「変な奴ら。うふふっ」
橙「ふふっ、もう笑うしかないですね」
瑠璃人「確かに……ぷっふふ」
兎白「ははっ」
雨花「あは!」
五人は仲良く笑い合いながらバトミントンを終わらせたのだった。