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それから時は流れて放課後。一同は駿の運転する車に乗り込み、都内某所の探偵事務所にやって来た。

「本日はお忙しい中、ご足労いただきありがとうございます」上下紺色のスーツに身を包んだ探偵が丁寧に頭を下げる。

「いえ、こちらこそありがとうございます」駿もそれに合わせと頭を下げる。

「それと、こちらの方々が電話で仰られていた同席の方ですね?」探偵が駿に尋ねると駿は「は、はい」と言い、それぞれを紹介する。

「まずこちらの方が、同じ高校で教鞭を執られている雛形つかさ先生です」

「雛形つかさと申します」つかさは丁寧にお辞儀をする。

「そしてこの子たちが、あず・・いや、金森梓の同級生の秋根聖奈さんと椎名沙月さんです」

駿に紹介され聖奈と沙月もつかさ同様に丁寧にお辞儀をする。

すると聖奈が身を乗り出して探偵の手を両手で包み込む様に握る。

「探偵さん!梓のお母さんを見つけてくれて、本当に!ありがとうございます!」と目に涙を浮かべで、さらに頭を下げる。

「聖奈・・・」梓は自分の為に涙を流しながらお礼を言ってくれる聖奈に感極まり涙する。

「いえいえ!探偵としての責務を全うしただけですので!それに我々も、あなた達には感謝しているんですよ」

「か、感謝?」聖奈が首を傾げる。

「あなた方なんですよね?裏路地の情報を提供していただいたのは」

「あー!あれか!」聖奈は思い出したように首を縦に振る。

「あの情報があったおかけで、裏路地捜索に専念できました。まことにありがとうございます!」

探偵は深々と頭を下げる。


軽く自己紹介を終え、それから話は本題に入った。

「見つかったのは、やっぱりあの裏路地なんですか?」駿が探偵に尋ねる。

「ええ・・我々が金森こずえさんを最初に見かけたのは、皆様から裏路地の情報を頂いた翌日の事です」

「え!?そんな前にもう見つかってたんですか?」梓が目を見開いた様に驚く。

「ええ!ですが、対象者を見つけても直ぐには報告せずに、ある程度の日数、行動パターンを調べてから報告するという我が社の方針がありまして」

「ああ!その方がより信憑性の高い正確な情報を私たちに報告できますからね」つかさが納得した様子でうなずく。

「ええ!その通りです!」

「じゃあ色々分かったって事ですか?」駿は身を乗り出して探偵に聞く。

「ええ!」探偵はそう言うと何枚かのプリントを机に並べ、一枚の写真を出す。

「まず、こちから金森こずえさんの現在のお写真です。これは昨日撮影したものになります。」

それは金森こずえの写真だった。

「間違い無いです!お母さんです!」梓は写真を確認してうなずく。

「私たちも何回か会った事あります!間違いな梓のお母さんです!」

聖奈と沙月も同様にうなずく。

「金森こずえさんは、毎日の様にRAMというバーに訪れている様です。」

探偵が話を進める中つかさは、こずえの写真を見つめて悩ましい表情をする。

「雛形先生?どうかされました?」そんな異変に気付いた駿がつかさに尋ねる。

「いや、大した事じゃないんですけど、着てる服・・かなりのブランド物だなぁと思って」

つかさ写真を手にして呟く。

「ブランド物?俺そんなにブランド詳しく無いんですけど、そんなに高価なヤツなんですか?」駿がつかさに尋ねる。

「このドレスはシ○ネルだし、バッグはルイヴ○○ン、ネックレスとイヤリングがエ○○スです。

多分それぞれ数十万は余裕でするヤツですよ」

つかさは写真に映るこずえの服を指差しながら応える。

「そう言えば、お母さんって、こんなの持って無かったような気がする」梓は過去を思い出すようはな語る。

「持ってない?だとすると失踪した後に買ったって事になるけど、確かお母さんって消費者金融から借金してたって言ったよな?」

「うん、そうなんだよね・・・」

「どういう事なんだ?」駿と梓が頭を悩ませていると「おそらくこの人物に買い与えられたのだと思われます」

探偵がそう言って、一枚の写真をテーブルの上に置いた。

「この人物は?」駿が探偵に尋ねる。

「この人物の名は梶橋龍彦!金森こずえさんが訪れているRAMのオーナーであり、過去には詐欺師として有名だった人物です」

探偵が梶橋について語っていると「あ!こ、この人!?」梓が写真を指差して声を荒げる。

「金森さん?この人知ってるの?」つかさが梓に尋ねる。

「なに?梓?知ってる人?」聖奈も同様に尋ねる。

「聖奈と沙月も見覚えない?ホラ!裏路地に行った時に、怖い人に絡まれたでしよ?その時に私たちを助けてくれた人だよ!」

梓に言われて聖奈と沙月は写真を手にして凝視する。

「あ!確かに!あの人だ!!」「そうだ!そうだ!助けてくれた人だ!!」

聖奈と沙月は写真を手にして声を荒げる。

「え?じゃあ皆んなが言ってた助けてくれた人ってこの梶橋とか言う人だったのか?」

「うん・・そうなんだけど・・この人お母さんの事知らないって言ってたのに・・・」

駿の問いかけに梓はうつむきながら言う。

「あの・・この男性と金森さんのお母さん・・どういう関係なんですか?」探偵につかさが尋ねる。

「ええ・・そこなんですが・・話しても大丈夫でしょうか?高校生の前で話すには、少々ディープな内容なんですが」躊躇する探偵に梓は「大丈夫です!どんな話でも目を逸らさずに聞きますから!」真剣な眼差しで言う。

それに合わせて聖奈と沙月も首を縦に振る。

「わかりました・・ではお話させていただきます」

探偵はこずえと梶橋の関係について話し始める。

Forbidden Love(ノベル版)

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