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つうん@📚🐟💙
40
kaede🍁
1,137
慶応3年(1867年)
11月16日
新選組屯所
土方歳三「んん…」
沖田総司「今日、何回目ですか?何回あんたらの見なきゃならないんだ?」
土方歳三「ふぁ…うるっせえ…こっちだってな!」
息を荒くしながら怒鳴る土方
近藤勇「トシ、大丈夫か?」
土方歳三「っ!近藤さん…」
近藤勇「そういうのは部屋でやりなさい」
土方歳三「!……殺すぞ…」
坂本龍馬「ほいたら、部屋、行きましょうか、土方はん」
土方歳三「うるっせえよ」
坂本龍馬「!」
鬼の副長と言われる土方は本物の鬼の様に怒っていた
坂本龍馬「土方はん、悪」
土方は龍馬を殴っていた、
馬乗り状態で何度も殴り付ける
坂本龍馬「すまんかった」
土方歳三「うるっせえ」
近藤勇「おい!トシ!」
沖田総司「やり過ぎですよ!」
原田左之助「何事だ!え…土方さん!山崎!土方さんを離すの手伝ってくれ!」
山崎烝「副長!」
原田左之助「土方さん、何があったんですか?!離れてくださいよ、そんなにその男が好きですか?ぐっ!」
土方歳三「ふざけるな、俺がいつこいつを好きだと言った」
坂本龍馬「土方はん、わしの事好いちょるのかえ?ほんなら嬉しい、けんど…わしはこういうのに興味はなか」
土方歳三「殺すぞ」
山崎烝「やめてください」
原田左之助「稽古中だってんのに…あぁ〜腕痛ぇ…」
近藤勇「トシ、悪かった…」
土方歳三「…………もうどうでもいい、腹減ったから握り飯を部屋に運んでくれ」
近藤勇「あ…ああ」
台所にて
島田魁「山崎さん、握り飯できたので土方副長の元に持ってってくれませんか?」
山崎烝「分かりました」
坂本龍馬「それ…わしが持ってちゃいかんかえ?」
山崎烝「いい…ですが…こりませんね」
坂本龍馬「わしはあやつが好きじゃ」
その一言だけを言い土方の部屋へ向かう龍馬
坂本龍馬「土方はん、握り飯を持ってたぜよ、さっきはすまんかった…」
土方歳三「どうしてお前なんだ」
坂本龍馬「そんなにわしが嫌いがか?」
土方歳三「嫌いだ」
その言葉を聞いた龍馬は襖を勢いよく開けた
坂本龍馬「どいてじゃ…どいて」
土方歳三「ん!」
坂本龍馬「はぁ、どいてわしが嫌いぜよ!」
土方歳三「お前が迷っているからだ、執心し過ぎだ」
坂本龍馬「………」
龍馬は何も言えずただ部屋から出る事しか出来なかった…
ただ土方は1人握り飯を食べ、時間が過ぎていく
土方歳三「…………」
近藤勇「トシ、お前、稽古してないだろ?俺の手伝ってくれ」
土方歳三「了解、すぐ行く」
近藤勇「おう!」
土方歳三「…」
庭にて
近藤勇「近藤勇参る!」
庭に竹刀の音が響く…
近藤勇「どうした、トシ!そんなもんか!」
土方歳三「近藤さんが強すぎるんだよ」
近藤勇「お前は実戦では強いくせに、稽古はダメダメだなw」
土方歳三「近藤さんは逆か?w」
近藤勇「何?!トシ!俺をバカにしちゃあいかんぞ、漢の本気、見せてやろう!」
土方歳三「うわ!」
本気のあまり近藤は土方を押し倒してしまった
近藤勇「悪い!本気出してしまったな…強いから…」
土方歳三「っ!バカ言うな…」
土方は少し黙り込み…無意識なのか近藤の頬に手をやり滑るように頭へと向け、自分に引き寄せた
近藤勇「っ!」
土方はとっさに唇を近藤から離して自分でも驚いているようだった
土方歳三「すまない!」
驚きと熱さで顔を真っ赤にして息を上げる土方…庭なので皆がいます
沖田総司「土方…さん?」
坂本龍馬「っ!」
山崎烝「稽古、戻りましょう!」
コメント
1件
いや~、今回も笑いとドキドキが絶妙でしたね!「またもやチューしかありません」というタイトルをしっかり回収した土方さんの衝動キス。近藤さんを押し倒した後のあの反応、バレたときの総司くんの一言がもう…(笑)。龍馬さんの嫉妬混じりの「どいてじゃ」も面白かったし、三角関係の気配がにじんでて続きがすごく気になります。設定の時代考証よりキャラ同士の掛け合いで読ませるタイプの作品、好きですよ。