テラーノベル
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#女主人公
暫くが経ち、
…一香さんが、夏海さんの息子と思わしき子に声を掛けている姿が目に入った。
短い会話が終えると、再び外へと戻ってきた。
冬橋「何で話掛けたんです?」
幸後「傷付いた子供を励ましたかった。」
「大人として、当然じゃない」
少し冷たく言い放つと、
一香さんは足取りを速めて先へと進み出す。
…そしてその進む先には、まるで時間を読み切ったかのように、
海江田さんが現れた。
海江田「おぉ一香ちゃんも来とったんかい」
手元を見ると加熱式タバコを持っている。先程まで吸っていたのだろうか
海江田さんは、先程私にも見せた時と同様のニタニタとした笑みを浮かべ
一香さん周囲を彷徨く。
海江田「ええなぁ、喪服姿」
「まひろちゃんとはまた違った感じで」
海江田「儀堂くんももうアカンみたいやし、わしに乗り換えたらどないや?」
一香さんの腰に手を伸ばすが、
彼女は冷静に素早く海江田さんの手を振り払った
海江田「…どや?いくらでも払うで」
一香「1那由他。」
海江田「高値の花や!」
一香さんがこの場から離れると、
海江田さんもついていくように前進した。
冬橋「…俺たちも戻るぞ」
『あ、ちょっと…先行かないで。』
冬橋も後に続いて足を動かし、私も追いかけるように足を動かし。
霧矢の待つ場所へと向かった。
ーー葬式から、数日が経過したある日。
合六さんから儀堂さんを連れてこいとの命令を下され…
冬橋と共に、儀堂さんがいるというハヤセ洋菓子店に足を運んだ。
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