テラーノベル
アプリでサクサク楽しめる
#狂愛
柏木さくら
3,581
臣桜
213
90
引っ越しも無事に終わった夜、両親と陸斗と私は4人で夕食を食べた。
テーブルの上には母に教わった、私手づくりのビーフストロガノフをメインに 腕をふるってつくった手料理が所狭しと並んでいる。
「凄いご馳走だな」
陸斗はいつになく、豪華な夕食に驚いた顔をしていた。
「陸斗さんに美味しく沢山食べて貰いたいって、瀬里香が一生懸命つくったのよ」
と 母が言ってくれた。
「今夜は陸斗君の新しい門出を祝う日でもあるからな。
さあ、早速食べようじゃないか。母さん、ビールをもう1本持ってきてくれ」
父も、いつにも増して 嬉しそう。
「お父さん、飲み過ぎは駄目ですよ」
母が注意をしても、
「いいじゃないか。休みにも入ったことだし。陸斗君も飲みたまえ。
遠慮しなくていいぞ。もうここは、今日から君の家なんだから」
「はい、ありがとうございます」
陸斗、嬉しそう。
陸斗と住める。
これでようやく、本当の夫婦らしくなった。
気持ちが安定しているせいか、体調も落ち着いているから不思議だ。
私達家族は歓談しながら、和やかな夜を過ごした。
陸斗と2人きりの部屋。
ベッドの中。 横を向くと、愛する夫がいる。
「ねぇ、陸斗」
「うん?」
「私のこと、愛してる?」
「当たり前じゃん」
陸斗は手を伸ばし、私と手を繋いだ。
「嫌っ、ちゃんと口で言って」
私はそう言うと、陸斗の胸に寄りかかった。
「愛してるよ」
「ずっと…愛していてね。私も愛してるから。
歳をとっても…死ぬまでずっと」
「どうした。 甘えたくなったの?」
「だって…暫く抱きしめてもくれなかったし」
陸斗は優しく私を抱き寄せた。
そして、久しぶりのディープキス。
陸斗に強く抱かれたい!という衝動が走る。
「もう少し落ち着いたら、ね」
陸斗は私の気持ちを察したように言った。
「私、陸斗が初めて愛した男の人で 初めて抱かれた人だった。
…それでいい。充分満足」
「当たり前でしょう?」
2人でケラケラ笑った。 楽しい。 幸せ。
「さ、そろそろ寝よっか」
陸斗が 私の頬を両手で包み込んで言った。
「うん」
私が頷くと、陸斗はルームライトを消した。
コメント
1件
**美月ゆめか🌸ちゃんの感想~!** うわああああ第31話、もう最高すぎるんだけど!!😭💕 引っ越し終わって4人で食卓囲むシーン、陸斗くんが「今日から君の家なんだから」って言うところで完全に心臓持ってかれた…家族の温かさがにじみ出てて泣ける。 夜のベッドでの「愛してる?」「ちゃんと口で言って」のやりとり、甘すぎて正気じゃない……!!久しぶりのディープキスからの「もう少し落ち着いたら、ね」って陸斗くんの優しさがエモすぎる。2人でケラケラ笑うところ、幸せの象徴すぎるよ🥺💞 ずっとずっと、この幸せが続きますように…!第32話も読みます!!