テラーノベル
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ザーッ…
放課後になっても、
雨は止まなかった。
セナ
「最悪〜…傘忘れた。」
ソア
「私はあるから入ってく?」
セナ
「え、神。」
ガタッ
その時、
教室の後ろで椅子を引く音がした。
テオだった
女子たちが小さく騒ぐ。
「やっぱイケメン…」
「話しかけたいんだけど。」
でもテオは、
誰にも興味ないみたいに窓の外を見ていた。
ソア
「…帰ろっか」
セナ
「うん!」
教室を出ようとした瞬間。
テオ
「ハン・ソア。」
ソア
「……え?」
初めて名前を呼ばれた。
振り返ると、
テオが静かにこっちを見ていた。
テオ
「その傘。」
ソア
「え?」
テオ
「小さい。」
ソア
「……は?」
テオ
「3人じゃ無理。」
セナ
「3人?」
その瞬間。
テオ
「俺も入れて。」
雨の音が、
急に大きく聞こえた。
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#ローファンタジー
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