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『優等生』 の私達

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『優等生』 の私達

8 - 第8話 初めての『セカイ』と 『姉の想い』

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2024年10月23日

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紫音 「ねえ?お姉ちゃん??昨日夜中…誰かと話してた??」


まふゆ 「え…?見てたの?」


紫音 「うん,ごめん…水飲みに行こうとした時声聞こえて…」


まふゆ 「…そっか。そうだ。紫音。今日の夜中,空けておいて。『25時』に私の部屋に来て?『シンセサイザー』忘れずに持ってきてね。」


紫音 「え…??うん,分かった。」


まふゆ 「じゃあ,後でね。私,課題するから。」


紫音 「うん,わかった。」

(何で,25時なんだろう…?まぁ,私寝れないから…良いけど…。)




コンコン…。

まふゆ 「入っていいよ。」


ガチャ…。

紫音 「はい。言われた通り,『シンセサイザー』持ってきたよ。これ,何に使うの?」


まふゆ 「今から分かるから。紫音,私の手を『離さず』しっかり,掴んでてね。」


紫音 「…?分かった。」


まふゆ 「じゃあ,行くよ。」


紫音 「え??行くって何処にー…きゃあ?!」


シャララララーン…

紫音(え…?ここ…何処…??何も無い…。)


まふゆ 「こっち。着いてきて。」


紫音 「うん…でもなんか,ここって何も無い…ね?」


まふゆ 「…ここは,私の『想いのセカイ』だからね。」


紫音 「想いのセカイ…」…。これがお姉ちゃんの,想い…?なの?」


まふゆ 「…うん。…着いた。おいで。皆を紹介するから。」


紫音 「分かった。」

紫音(知らなかった…お姉ちゃんも…こんな『真っ暗な』想いを抱えてたなんて…。)




まふゆ 「皆,お待たせ。連れてきたよ。」


絵名 「遅っそーい!!待ってたんだからね??」


まふゆ 「…絵名。あんまり怒ると『顔にシワ』が寄るよ。」


絵名 「なっ?!余計なお世話だっての!!」


瑞希 「まあまあ,えななん。それより,その子が,まふゆの妹さん??」


まふゆ 「うん。ほら。紫音。皆に挨拶して。」


紫音 「あ,えっと。初めまして。朝比奈紫音です。お姉ちゃんの妹です。宜しくお願いします。(ニコッ)」


まふゆ(また…。紫音…『偽り』の笑顔になってる…?もしかして…やっぱり紫音も私と…同じ…?)


絵名 「私の名前は,東雲絵名。わたしはこのサークルで『イラスト』を担当してるの。」


紫音 「え?!東雲…って,あの東雲ですか?!」


絵名 「ん??私のこと知ってるの??」


紫音 「知ってます…!確か…同じ名前の人が,ビビバスに居ますよね?」


絵名 「ああ…彰人のことね。」


紫音 「知ってるんですか?」


絵名 「知ってるも何も…彰人は私の『』だからね。」


紫音 「!!凄い…!!憧れの人達の弟さんの,お姉さんに会えるなんて…」


絵名 「憧れって言ってくれてありがとね?彰人に伝えとく。きっと多分,照れながらも喜んでくれると思うから。」


瑞希 「良かったねぇ〜?えななん?じゃあ次は僕の番だね!僕の名前は暎山瑞希。『動画』担当だよ〜宜しくねー!」


紫音 「宜しくお願いします!」

(可愛いくて,元気な人だなぁ…)


シャラララン…

奏 「ご…ごめん…遅れた…。」


まふゆ 「奏。お疲れ様。今まで曲作ってたの?」


奏 「うん,あ,私は宵崎奏。このサークル…『25時ナイトコードで。』の『作曲』担当だよ。宜しくね。」


紫音 「あの,ひとつ質問していいですか??」


奏 「うん,良いよ。何でも聞いて。」


紫音 「皆さんは…何のグループなんですか…?何か活動。してるんですか?」


奏 「うん。私達は『曲作り』をしているの。」


紫音 「凄い…え?じゃあ…お姉ちゃんも…??」


まふゆ 「うん。私は『作詞』担当。私が作詞した歌詞に奏が『』を当ててくれて,それに合わせて,絵名が『イラスト』を描いて,それを元に,瑞希が,『動画』を作ってくれるの。作った動画は,『インターネット』に公開してる。」


紫音 「凄い…。」

(良いなあ…お姉ちゃん…『趣味』があって…私は…。)


奏 「じゃあ,自己紹介も済んだし,早速『』について話していこうか。」



奏 「あ…もうこんな時間。そろそろ解散にしようか。」


絵名 「そうだね。まふゆと,紫音は明日も学校早いだろうしね。」


瑞希 「じゃあ、僕先に落ちるねー?またねー!」


シャララララン…。

紫音(え??あー,『自分達で』行き来するんだ…)


絵名 「じゃあ,またね!奏,まふゆ,紫音!」


シャララララン…。


奏 「また,25時にね。まふゆ。」


シャラララン…。

まふゆ 「私達も帰ろうか。」


紫音 「うん。」


シャラララン…。


紫音(ほんとに現実に戻ってきてる…凄…)


まふゆ 「どうだった?紫音。『セカイ』に行った感想は。」


紫音 「なんて言うか。凄いね。それにー。お姉ちゃんの『感情』が初めて知れた気がした。」


まふゆ 「そう。なら良いけど,ほら。そろそろ学校の支度しなきゃ。お母さんも起きてくるし。」


紫音 「そうだね。じゃあ私部屋に戻るね。」


まふゆ 「あ,そうだ。学校から帰ったら紫音の部屋にある『パソコン』持ってきてね。」


紫音 「分かった。」


まふゆ 「じゃあ,また…。」


『25時ナイトコードで。』



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