超.ユ「どの子にしようかね〜」
原.潤「みんな上手かったっすよね!」
B.小「◯◯くんダンス良かったと思う!」
⋮
O.山「まぁ、でも最終的に決めるのはこの人達ですからね」
メンバー達が顔を見合わせた
その顔は悩んでいると言うよりも
もう決まっているような表情だった
太「ごめん、俺はやっぱりこの子しかいないと思う」
柔「…俺もそう思う」
舜「最終審査の時やばかったよな?笑なんで第二審査の時歌わなかったんやろ…」
さ.田「え、そうなの!?」
舜「うん。第二審査もダンスだけに丸ついてた」
S.玲「…んで、どうなんですか?毅さんよ」
S.毅「…」
S.玲「別に言いたくないならいいけど、」
詰まる空気に押しつぶされそうになった。
いつしか言わなければいけないこと
どうせ後にバレていく"俺たち"の過去
今が言うべきタイミングなのだろうか
悩んで、悩みまくった結果
俺は口を開いた。____.
審査に携わっていないメンバーも含め、皆が毅の話に耳を傾けた。
「吉田仁人は俺の昔からの友人です。あいつが歌って、俺がピアノを弾いて…
そしてそれをSNSで配信してた。」
大体の人が勘づいた表情を浮かべていた
なぜ俺が、初対面であろう人にいきなり歌えと言ったのか。
なぜ俺が、歌う曲を聞かずとも、楽譜を見ずともあの曲が弾けたのか。
なぜ俺たちが、不思議な程に合わせられていたのか。
みんなが感じていた度々の謎が
徐々に明かされていった
「そして、4年前俺がSUPER★DRAGONに加入して…配信を終わりにした。それと共にあいつは俺の前から姿を消した。」
「え…?」
「連絡しても既読はつかないし、何してるかもわからない。けど、ただあいつは最後俺に"観てる"って言った…だから俺はSUPER★DRAGONでボーカルを選んだ。あいつは歌が得意だったから。少しでも早くあいつに届けたかったから,,」
重い空気の中、1人が呟いた
「てか、、4年前って…」
「そうですよ、もう皆さんが想像している通りです。俺が、あの天才ピア二ストとか言われた"Ruka"ですよ。古川毅こと"Ruka"」
勘づいているはずなのに、皆が目を見開いていた。
「え、じゃあ…吉田仁人って,,,?」
「はい。天才歌手とか言われていたあの"Ito"ですね。吉田仁人こと"Ito"…。」
洸「はぁ!?」
和「うるさっ」
毅「4年も見ないと思ったら、急にこのオーディションにいて、流石に俺もびっくりしたけど笑」
原.長「いや、俺達もびっくり…」
毅「まぁけど、昔の肩書きがあるからってこいつに決めるなんてしなくていい」
…
勇「いや、俺はこの子しかいないと思ってる」
太「俺も!」
舜「まぁそうやなぁ」
柔「歌が得意なのに、わざわざダンスだけを選んだってことは、そのくらい覚悟もって来たんじゃないの?毅に会いに。」
毅「…笑そっか…,,あいつらしいな…笑」
仁人、
もしお前が歌う理由が無くて歌わないのなら
俺のために歌ってよ
お前が歌ってくれる限り
俺もお前の横で弾き続けるから
それ以外にもさ
ダンスでも何でも
今の俺たちには出来ることが沢山増えたんだから
また一緒に上を目指そう
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