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神話「黒のランの始祖・
数億年前。
一人の人間がいた。
名は、長い年月の中で失われた。
その男は「曖昧」の力を持ち、人々を救っていた。
困っている者を助け。
争いを止め。
誰よりも優しく、誰よりも人を信じる人間だった。
だが、その優しさは利用された。
人々は男を都合よく使い、裏切り、騙した。
そして最後には、最愛の人まで奪われた。
その日。
男の心は壊れた。
人を信じる心は消え、怒りと憎しみが心を支配する。
曖昧の力は暴走し、男は悪魔へ堕ちた。
神々は長い戦いの末、その悪魔を討伐した。
歴史から存在は消え、伝承だけが残る。
⸻
そして数億年後。
再び「曖昧」を持つ者が現れた。
その名は――古流斬。
閻魔は一つの仮説を立てる。
「古流斬は始祖の生まれ変わりではない。」
「始祖が持っていた魂の一部が、新たな人間として生まれた存在ではないか。」
始祖は元々、優しい人間だった。
悪魔になったのは、生まれつきではなく、人の悪意に触れ続けた結果だった。
だから魂には、善も悪も刻まれていた。
古流斬は、その両方を受け継いでいる。
人を助けたいという優しさ。
敵には容赦しない冷酷さ。
騙されれば怒り、理不尽には反抗する心。
善だけの聖人ではない。
悪だけの怪物でもない。
その二つを持ちながら、それでも「善」を選び続けた人間。
それが古流斬だった。
閻魔は静かに呟く。
「始祖は悪意によって悪魔へ堕ちた。」
「だが古流斬は、同じように悪意を知りながらも、人を守る道を選んだ。」
「だからこそ、あやつは始祖とは違う。」
「黒のランという、新しい存在なんじゃ。」
その言葉に鬼は静かに頷いた。
「同じ魂の系譜でも。」
「結末は、選んだ道で変わるんですね。」
閻魔は微笑む。
「ああ。」
「善と悪、その両方を抱えてなお善を選んだ。」
「だから古流斬は、英雄になれたんじゃ。」
#衝撃のラスト
山根利広
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#バイオハザード
SOMAMON7A
159
にょーん
250
コメント
3件
うわあ…今回のエピソード、めっちゃ深かった。 始祖の過去と閻魔の仮説が重なって、古流斬の本質が浮き彫りになった感じだな。同じ魂の系譜でも、選んだ道で結末が変わるっていうメッセージ、めっちゃ熱い。善悪の両方を抱えながら、それでも「善」を選び続けた古流斬の意思の強さにグッときたわ。 「人は変わることができる」って希望を感じさせる展開、めちゃくちゃ好き。続きが楽しみすぎる🔥