テラーノベル
アプリでサクサク楽しめる
コメント
0件
👏 最初のコメントを書いて作者に喜んでもらおう!
午前六時十分…
トン…トン…トン…
階段を降りて台所へ向かう。
リト「おはよ_っ!」
戸を開けたときに服の袖がドアノブに引っかかる。やれやれと軽くため息をつきながら袖を戻す。
リビングにはソ連こと、父さんがブラックコーヒーを片手に、座って新聞を読んでいた。いつも自分はカザフスタンの次に早く起きているのに、誰も父さんより早く起きたことはない。と、こちらに気付いたのか新聞をたたんで、挨拶をかわす。
ソ連「おはよう、リト」
リト「うん。おはよう、父さん」
父さんの青い瞳が、ほどよく朝の光を反射して、とても綺麗。
交わしたあと、少し落ち着いてから父さんは再び新聞に視線を戻す。一方、僕は台所に向かい、軽く水を飲みながらお湯を沸かす。お互い無言だが、これがいつも通りで一番安心する。
午前六時三十分…
エス「おはよ、リト。父さん」
トルク「…はよ…」
軽く伸びをしながらやってくるのはエスティ。その後ろを歩いてくるのはトルク。二人もかなりの早起き組だ。
エスティは水を一杯飲んだあと、みんなの分パンを切って焼いていく。トルクはリビングの少し離れた壁際に軽くもたれながら、リトが沸かした白湯を飲む。
トルク(静かで、ちょうどいい距離…)
離れていても安心できるちょうどいい時間。トルクにとって早朝は好きな時間帯である。
午前七時…
ジョー「おはよう!素晴らしき世界よ!」
ジョーが決めポーズをしながらやってくる。朝から声量がおかしい。
アゼル「うるせぇ…」
眠い目をこすりながらもジョーに的確なツッコミをかますのはアゼル。
ラト「おはよ、みんな」
ラトは今日も手を器用に動かして、編み物をしながらやってくる。
ウクラ「おはよぉ」
リビングと台所を軽く見回して、ウクラはふぁぁ…と伸びをする。
タジ「…おはようございます」
タジ(キルは…まだみたい)
椅子に座り、キルが起きるのを待つ。
少しずつ、眠たげな青い瞳が増えていく。
午前七時十五分…
エスティ「みんな配膳手伝って〜」
エスティがそう呼びかけをした頃に三人やってくる。
ウズ「みんなおはよ〜」
へにゃっと柔らかくウズは微笑みながら、僕とエスティの手伝いに回る。
ベラ「おはよございます…」
ベラ(ロシアは、いない…。みんな、異常なし…)
周りを見回したあと、少しホッとしてウクラが出してくれた椅子に戸惑いつつも座る。
モル「…ぉはよ…」
目をこすりながらラトを見つけ、少し足早に向かう。
午前七時三十分…
アル「おはよう_あ!」
アゼル「げっ!?」
アルはアゼルを見つけたと同時に容赦なく飛びかかる。朝から元気だ。
キル「みんな、おはよ!」
にぱっと明るい笑顔で笑うキル。そしてタジは静かにキルの隣に座りなおす。
ロシア「…」
ウクラ「おはよ~」
ロシア(…コクリとうなずく)
いつもロシアが最後に起きてくる。ボーッとしながら歩いているので必ず一回は壁に頭をぶつける。それを見たベラはいつまでも慣れないようで、毎回軽く慌てるのだ。
カザ「ただいま〜!」
玄関から明るい声が響く。
一番早く起きたカザは六時から一時間くらい外にジョギングに出かける。それはカザの日課だ。
ソ連「全員、揃ったな」
最後に父さんが全員がいることを確認して
みんな「いただきます」
これがいつも通りの、僕達の朝