「イタリアンかフレンチって約束したのに……」
「ご、ごめん」
芸能スクールのビルを出て、この後用事ができたことを伝えたらカナンが頬を膨らませた。
「お父さん酷いー」
「総司を提供するんだから許してくれって! それにネットヘリックスの料金だって俺が払ってるんだぞ」
「どうしてアカウント共有させてもらってること知ってるんですか?」
「細かいことは気にするな。はい、これ、タクシー代」
女子高生に金を渡している現場なんて傍から見ればもろパパ活だろうが、取り繕っている場合ではない。
麗羽は忙しいから、突然誘うと会える時間は限定される。急いで行かなければ。
俺はカナンを置いてタクシーに乗り、池尻大橋にある麗羽のマンションに向かった。
いわゆるタワーマンションで、エントランスが厳重だ。
何重ものロックを潜*****
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