そう…全ては偶然だったんだ…ただタイミングが不幸な形であってしまっただけなんだ
荒廃した世界で一人inkは呟いた。
愛するものの亡骸を抱えて。
「ERRORとinkの逃亡劇」
「お前ソウルレスだったのか!?」
「見損なった」
心のない数々の罵詈雑言がinkへ投げつけられる
inkは仲良くなった人たちに勇気を持ってソウルレスということを明かしてきた。
が帰ってきた返答はソウルレスの自分を恐れる声や騙していたんだろう?と怒鳴りつけてくる大声だけだった。
「嘘つき!」
「もう俺たちの前に現れるな!」
ink「うっ」
涙をこらえauから逃げ去るようにポータルを作りドゥードゥルスフィアへ戻った。
「う、ぐすっ、うう 」とうとう堪えきらなくなった涙が頬を伝う
「ink?大丈夫?」
顔を上げた先にいたのはinkの親友のひとりのドリームだった
ink「ドリーム…」
ドリーム「何かあったの?ink」
ink「ごめんっね…ちょっと青いインク飲みすぎちゃってさ…」
ink「少し落ち着いたから巡回してくるね!」
ドリーム「そんな…もう少し休んだら? 」
ink「大丈夫、ありがとう」
inkはドリームに背を向けポータルをくぐりぬける
ドリームは優しい優しすぎた。inkがソウルレスだと知っても受け入れてくれた。そんな1人の親友に負担をかけたくなかったinkは無理やり笑顔を作り続けてきた。全てはこのつかの間の親友たちとの時間を守るため
全てのauの巡回が終わりドゥードゥルスフィアで一息ついた
「少し疲れたな…ちょっとだけなら眠ってもいいよね…」
inkは深い深い眠りに落ちた
夢の中inkは暗闇にいた
「嘘つき!」
「私に触らないで!」
「裏切り者!」
どこかで聞いたような罵詈雑言がinkを襲うiink「ごめんなさいごめんなさいごめんなさいごめんなさいごめんなさいごめんなさいごめんなさい…」
inkはあやまることしかできなかった
「ぉい 」
「おい!」
目が覚めるそこには
前から思い続けていた骨がこちらを見下ろしていた
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