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モブ冬です
モブ達(同い年)から冬弥への暴力(かなり過激)が有ります(連載通して)
最初の数話は軽めです
いじめ描写有り
学校での出来事
俺は別のクラスのよく噂は聞く人気の女子に呼び出され、告白された
「ねぇ青柳君、私と付き合わない?」
「え?…いや、今は勉強とか歌に集中したいので無理です..すいません…」
「そ、そうなんだ!…….チッ..」
「….?」
俺が断った瞬間…俺の昔からよく使われ、鍛えられてきた耳が、目の前にいる女子の舌打ちの音を拾った。
「あ、な、なんでもないよ!」
女子は必死に弁解しようとする。
きっと気のせいだと思い、俺はここから離れた
「そうですか、じゃあさようなら」
次の日
普段とは違う、何か嫌な予感がする下駄箱、
そこを開けると、そこにあったのは
「え?…」
大量に詰め込まれたカッターの刃があって、俺の指に幾つか傷をつけた。
「….っ!!…」
自分の指から流れてくる血液、その血液は見てるうちに次第に落ちて、制服や袖に付いていく。
そして、袖に滲んだ血をみながら、やっと動かなかった身体が動き、下駄箱から手を離し、靴を取るのを諦め靴下のまま涙を目に浮かべながら教室まで行く。
教室に入った瞬間、珍しく来ている暁山が俺に声をかける
「あ!おはよう冬弥くん!あれ?…靴は?…それにその指…えっ?…」
「…すまん…少し下駄箱で切ってしまった」
「げ、下駄箱で?!な、何が…大丈夫?」
暁山の心配する声に合わさって、廊下から複数人の笑い声が聞こえた。
『あははっ!マジでこれ傑作!!w私を振ったからこうなったのよ!!』
『本当にあのいつもすました顔してる奴がこんな目にあってるの見て清々するなぁ!w』
『じゃあ次何するっ!?..あっ次はこんなのはどうかな!!ちょっとまって本当に笑えてくるよw!』
「え?…まさか、あれをしたのは…」
「….」
手が震えてくる
「あれ?…冬弥君?..」
「..」
あれ?声が段々遠くなって
「冬弥君!!!」
体に力が入らない
《誰か!冬弥君が!!..》
あれ?なんで暁山..あんなに焦って….
《は?それはどういうことだ暁山!!冬弥に何が!!…》
彰人?…なんで暁山みたいに焦って…..
あれ?なんだか意識がふわふわして….き…て..
そして、目を開けた時には家のベッドで眠っていた
《….!!…..!!!!》
父さんの声が聞こえる…いつもより焦ってる?…それに、怒ってるような…あ、きっと俺が起きないからか..あれ
「俺、もう起きてる?…じゃああの父さんの声は…」
そして、そのあとはよく分からないまま時は過ぎ、一日が終わった