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ラヴside
芽詩「なぁ、息してるか?」
そう言って頭を叩かれた。
いるとか聞いてない。
堕異夜side
…この状況、誰か一人殺されるのもあり得る状況。
あいつは汰異怪の目の前で母ぶっ刺して堂々と帰ったやつ。
理性がないもんだと思ってた。
まぁ……あいつも成仏してないし
”したくてもできない”___
エルン「…おーい」
奈々「待ってるとか無理だからね☆((」
コード「……………ダーイヤ。」
コード「……堕異夜?」
堕異夜「……あ、やべごめん……」
エルン「何考えてたんだよ」
堕異夜「………」
ここから抜け出すためには。
堕異夜「…倒すしか手段はないと思う?」
エルン「……………他の手段をぶっちぎって作るほうが良いと思うけど」
堕異夜「…やっぱ汰異怪と同い年だけはあるよね」
エルン「それ褒めてるよね?え??」
コード「……今どんな状況?()」
孥依守side
孥依守「……あ、奈々さん。」
奈々「孥依守ぅぅ!!今どんな?倒した?」
孥依守「……倒すまでは…、まぁ、あいつに任せます」
奈々「わ、私来なくても良かったかな?((」
孥依守「…いえ」
奈々「…とりあえず見てようかな……」
ラヴ「…なんでいんの?」
俺はただ除くだけ。
あの空間に入るほどアホじゃない。
芽詩「いて悪かった?」
ラヴ「悪い。…今すぐ消えてくれ」
芽詩「……死ぬ前私の言うこと聞かなかったやつがよく言えるな」
ラヴ「……………」
芽詩「とうとう人殺せなくなったかデスノート((」
ラヴ「まだデスノート呼びしてんの…((」
芽詩「お前の能力的にデスノートだから。」
ラヴ「能力ないやつが言うなや」
汰異怪「…ニヤニヤ(°∀° )」
ラヴ「違 う か ら」
堕異夜「……湯啼暇そうにしてるy(((」
エルン「実は戦う気がなかったりしない?」
汰異怪「俺殺すのは無理だって言ってるのに___」
汰異怪side
大きくなって?分身して?そうしてでも俺に勝ちたい?
…殺して世界が変わるとでも思ってるのだろうか。
俺はここの王でもなんでもない。
ただのイカだから。
剣やらナイフやらを振り回される。
普通に避けながら俺は解決策を探る。
エルン「汰異怪!こっちは任せて!!」
堕異夜「孥依守!こっちお願い、」
孥依守「あ?…俺に何ができんの?」
堕異夜「守ってくれそうだから」
孥依守「………死者は出さねぇつもり。」
汰異怪「…さーてと………」
とりま抑えて_____
???「………………」
あれ、あの子はさっきの…
無数のピンが湯啼ちゃんを襲う。
周りを囲み、段々と体内に入っていく。
???「………戦いは不向きです 僕が了承しません」
汰異怪「名前……は?」
シナリオ「……………シナリオ」
白い髪を頭にかけた男の子。
その低い背とは裏腹に低い声。
エルン「…えっと、何をしに?」
シナリオ「………だから戦いは不向き、そう言いに来たんです」
奈々「…敵なの?味方なの!?」
シナリオ「…敵にも味方にもなるつもりはありません。…僕のものですから。」
ラヴ「………うん…?」
シナリオ「……この空間、全て。」
芽詩「…全て………?」
堕異夜「…じゃあ聞くんだけど、ここは何処なの?」
シナリオ「…妹の”想像現実”です。」
湯啼「…やっぱそうだったんだ」
シナリオ「もしまだ傷つける場合は貴方達を一生動けないようにさせますから。覚悟はおありですか?」
汰異怪「やれるもんならやってみてって話。」
シナリオ「………。ちなみに湯啼さん。貴方はもうほぼ動けませんからね」
湯啼ちゃんの周りにはピンが浮遊している。
謎の力が働いているんだろうなぁ…やけに力を出したら即に締まるはず
シナリオ「邪魔は消すものですよ」
そう言って去っていったのだった____
湯啼side
離れないピンに抵抗すらできなかった。
そのうちに気力が抜けて睡魔が自分を襲った
誰が何を言っているのかも次第に理解できなくなった。
汰異怪がどんな気持ちで自分を見ているのだろうか 最後に見たかったって
本当は汰異怪の家も知らない。
生涯恨んでた。
今日ここで死んだって構わない。
誰も自分を見てくれなかったから_____
エルンside
あれ…………
目が覚めると家にいた。
そこに棒立ちしていたのは堕異夜。同居しているからいるのは当たり前。
エルン「……帰ったのか?」
堕異夜「…あ、姉さん……!怪我とか、してない…?」
エルン「うちは無事。立派な弟がいるから」
堕異夜「またそう言って…w」
またきっと訪れる戦いの場に合えるように
力の特訓しっかりしないと本当に足手まといになるから。
自分の力で
愛を見つけるために
もう二度と
希望を捨てないように____
be continued