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_____あれから半年。
注文も安定してきて、それなりに、売れるように。
しかも、目黒さんのドラマの小道具として、ぬいぐるみ用の服のオーダーを頂いた。
ぬいぐるみ用の服は私がつくることにしてて、デザインと平行してやってる。
おかげで、忙しい日々。寝る時間を何とか確保してる。
今日は、久々にラウちゃんが遊びに来ていた。
ラウ「美柚ちゃん、顔色悪いよ?大丈夫?」
美柚「うん。なんとか(笑)ラウちゃんや、目黒さんのおかげで、大盛況だもん!ありがとう!」
ラウ「でも、無理してない?」
美柚「うん、大丈夫(笑)無理したらゆり組に怒られちゃうし(笑)」
ラウ「そっか(笑)ね、デザインみてもいい?」
美柚「うん、そこにあるよー、右がぬいぐるみ用。左が服のやつ。今度の新作。まだ途中だけど…来週までに仕上げなきゃなんだよね…」
ラウ「…これ、間に合う?」
美柚「間に合わせる。とりあえず、こっち、あと20体分仕上げればいいから、先にする。」
ラウ「そっか!ね、それ、僕にも作り方教えて?」
美柚「いいよ?」
ラウちゃんに教えること二時間。
ラウ「できたー!うわぁ、難しいね、でもなんか楽しい!」
美柚「めちゃ上手じゃん!いいね!」
そのあとも、手伝ってくれたおかげで、予定より1時間はやくおわった。
美柚「ラウちゃんありがと!たすかった!」
ラウ「ううん、役に立てたならよかった!」
美柚「ちょっと休憩したら、デザインかこっかな。」
そう言って、リビングに行こうと立ち上がった時だった。
クラッ……
美柚「……っ」
ラウ「大丈夫?」
美柚「…ん。ちょっと立ちくらみかな?大丈夫(笑)」
そう言って歩こうとしたけどだめだった。
倒れるっ!と思ったら、抱き抱えられた。
ラウ「もう。全然大丈夫じゃないでしょ?リビングいくなら連れてくから。無理しちゃだめだよ?」
美柚「……ごめん。ありがと。」
わたしは素直に、体を預けた。
それでもちょっとフラフラする。
リビングのソファーにおろしてもらって、横になった。
涼太「どしたの?大丈夫?」
ラウ「なんか立ちくらみ?みたいで。倒れそうだった。」
涼太「まじ?寝てなくて大丈夫?」
美柚「えー?ん、でも片付けなきゃだめだから、しばらくソファーで横になる。」
涼太「そう…掛けるものもってくるね。」
そういって、涼ちゃんは、毛布を掛けてくれた。
涼太「温かいお茶でも飲む?」
美柚「うん。ほうじ茶がいいな。」
涼太「わかった!待ってて?」
しばらくすると、温かいほうじ茶を持ってきてくれた。
それを飲んで横になった。
朝はどうもなかったんだけどなぁ…
その日から体調に波がでてきた。
悪いときは起き上がれないほど。