テラーノベル
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「ねぇ、涼太! 見て見て、ここの星空スポット!」
楽屋のソファ。
阿部亮平はタブレットを広げ、隣に座る宮舘涼太に目を輝かせて画面を見せていた。
今度、二人でドライブに行こうという話になり、阿部が張り切ってプランを立てているのだ。
「この日はちょうど新月だから、星が凄く綺麗に見えるはずなんだ。でね、ここの天文台が22時まで開いてて……」
阿部は画面をスワイプしながら、気象条件やルートについて熱く語っている。
大好きな天気と星の話。阿部の声は弾み、表情は少年のように生き生きとしている。
「……うん、そうだね。素晴らしい計画だ」
宮舘は、紅茶を片手にゆったりと頷いている。
その口元には、穏やかで優しい微笑みが浮かんでいた。
しかし、阿部はふと気づいた。
宮舘の視線が、タブレットの画面ではなく、自分の顔に向けられていることに。
「……ちょっと、涼太? ちゃんと地図見てる?」
「見てるよ」
「嘘だよぉ、さっきから俺の顔ばっかり見てるじゃん?」
阿部が少し頬を膨らませて抗議する。
そんな仕草さえも、宮舘にとっては愛おしい対象でしかない。
宮舘はカップをサイドテーブルに置くと、阿部の手からタブレットを優しく取り上げ、画面を伏せた。
「……だって、地図よりも美しい景色が目の前にあるからさ?」
「……っ!?」
サラリと言ってのける国王。
阿部の顔が一瞬で真っ赤になる。
何年一緒にいても、この男の直球すぎる愛の言葉には免疫がつかない。
「……もう、すぐそういうこと言う……ドキッとするからやめてってば…」
「本心だよ?……亮平が楽しそうに話している顔を見るのが、俺は何より好きだから」
宮舘の手が伸び、阿部の少し赤くなった耳たぶを愛でるように触れる。
「……阿部が一生懸命調べてくれたプランだから最高に決まってるし」
「……プレッシャーだよ、それ」
「ふふ。……俺は亮平といられれば、行き先なんてどこでもいいからね」
宮舘はそう言うと、阿部の肩を抱き寄せ、自分の胸に密着させた。
阿部も抵抗せず、素直に宮舘の肩に頭を乗せる。
この自然な密着具合が、まさしく「カレカノ」だ。
「……俺も、涼太と一緒ならどこでも楽しいよ」
「奇遇だね。俺たち、相思相愛みたいじゃん」
「……バカ(笑)」
阿部が照れ隠しに宮舘の胸を軽く叩くと、宮舘は幸せそうに笑って、阿部の髪にキスを落とした。
「……続きを聞かせて?亮平の可愛い解説付きで」
「……もう、茶化さないでよ?」
甘い紅茶の香りと、二人の笑い声。
完璧な彼氏に見守られ、彼女(阿部)は今日も幸せそうに笑う。
地図なんて必要ない。二人のいる場所が、いつだって世界で一番幸せな場所なのだから。
next…めめあべ 1/16
コメント
4件

うわぁぁぁこういうド直球に言っちゃうタイプ大好きぃぃ!!!続き楽しみです!
だて様のセクシーさがとまりませんね~ あべちゃん照れてる姿かわいい! 続き楽しみに待ってます