友達付き合いの様な感覚で、今まで色々なメンバー相手に身体を重ねて来た
当然、相手も同じで…事を済ますと後腐れなく元の生活へ…
そんな中、ただ1人だけ本当の恋人の様に…渡辺の事を大切に扱う男が居た
◇◆◇◆
「翔太君、この体勢…辛く無い?」
「大丈夫だって…風呂場で準備して来たから、もう入れて良いぞ」
渡辺の態度は他のメンバーの時と何ら変わりは無く、そこに照れも一切見えない…
「そんな投げやりなのは駄目だって…。もっとちゃんと、翔太君にも気持ち良くなってもらいたいから…俺にやらせて…ね、お願い…」
優しげな声で諭す様に囁かれ、聞いているこっちが恥ずかしくなってしまう
「ほら、こっち向いて…」
言われた通りに向き合うと、自然な動きで顎に手を添え…持ち上げる…
「んっ…」
何度も角度を変えて啄む様に繰り返されるバードキスに、頭の中が溶けて行く
『こんなテクニック、何処に隠し持っていやがったんだ…』
普段は、健全で真面目なイケメンの印象が強い目黒蓮
それが身体を重ねてみて初めて分かる、このテクニック…
今まで直球で勝負してきた渡辺にとって、ソレは未知の領域で…対抗したくても、それが出来ない…
「キス、気持ち良いんだ…可愛い///」
蕩けてしまった渡辺を寝かせて、その上からイケメンが迫って来る…
『顔面強っ…』
そんな事を思っていると
「また変な事、考えてるでしょ…」
苦笑いした目黒が、キスの雨を降らす…
「もうそんな余計な事、考えられない様にしてあげるね…」
低い声でそう囁いたイケメンは
その後、宣言通り…渡辺を快楽の海へと誘ったのだった
◇◆◇◆
「なぁ…何で俺なんて抱いてるんだよ…」
目黒と事を致した後は、本人たっての希望により…
毎回朝まで、お泊まりコースと決まっていた
しかし、ピロートーク何て恥ずかしくて出来ない…
腕枕も丁重にお断りして…同衾だけで許してもらった
「いきなりどうしたの?」
「いやだって、お前なら他にも…」
目黒程の男なら…相手が男女問わず向こうから群れを成してやって来るはずだ…
それなのに、何で俺なんかを…
「翔太君が言ったんでしょ?俺となら後腐れも無いから楽だぞ…って」
それは確かに俺が言った誘い文句…
この国宝級イケメンは、どんなSEXをするのか興味があって…駄目元で誘ってみたら、意外にもアッサリOKで…
しかも、今だに続いているこの関係は…すぐ飽きられるだろうと思っていた俺には驚きの展開
「それに、何でこんなに優しくするんだ?繊細な女の子と違って俺は男だから…もう少し乱暴にしたって全然大丈夫……んっ…!ちょっ…目黒…」
俺が言いかけた言葉を遮る様に、目黒がキスで口を塞ぐ
「翔太君を乱暴になんて絶対抱かない…」
「だから、何で…?」
「それはまぁ…使い捨てみたいに抱く相手より、長く覚えていてもらえるでしょ?」
俺に覚えてもらって、目黒に一体何の得があるというのだろうか…?
的を得ない回答に、難しそうな顔をして考え込んでいると
「翔太君、明日も早いんだから…そろそろ寝るよ」
そう言った目黒が、明かりを消した
コメント
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本当に素敵なめめなべ!ありがとうございます😭 めめがんばれぇぇ!!!!


私も付けられないです😭 いっぱい♡押したいのに… 続き楽しみです💙