コメント
0件
👏 最初のコメントを書いて作者に喜んでもらおう!
学校の帰り道、私は1人でゆらゆらと電車に揺られていた気がする。
\ピロン/
急に私のスマホがなった。
あー。またニュースか。いい加減通知設定を変えなきゃな。
だるそうにスマホの通知をみるとSNSのフォロー通知だった。
相手はそう、彼。
確かに彼の名前がある。
すごく不思議な気持ちだったのを覚える。
彼とは確かに面識もあるし、面識がなくても同じ学校ならフォローするのは当たり前って思う人もいる。
でも元彼のAは私の事を悪く思っていて、私の話をAは彼にしていたから、きっと彼も私の事を良く思っていないと思っていた。
わざわざフォローをするのか、そんなものなのか。
不思議に思い、ふと彼のフォロー欄を見た。
何故か私と彼の共通の知人はフォローしていない。
何故か私だけをフォローしている。
考えれば考えるほど分からなくなる。
彼のことは興味もないが嫌いでもない、いい人。そう思っていたからフォローを返してみた。
その時ふと彼との約束を思い出した。
Aと付き合う前、4人で仲良かった時の事だ。
彼の誕生日を聞き、絶対お祝いすると約束したのだ。
もちろん誕生日は過ぎていたが、その時の私は何故かメッセージを送っていた。
これが私と彼との全ての始まりだった。