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第9話 ピクニックです4/5

前回までのあらすじ

ご飯を作って食べました。以上です。

「Zzz…」

時刻が0時を回り、男子、女子で分けられたテントの中にいます。

シイちゃんはもう寝てますね。私は慣れないところだからか全然寝れません。

暇なので少し夜風に当たりに行きますか。

「どうしたんですか?ラキ君」

テントから出たら、ラキ君がお湯を沸かそうとガスコンロをいじっていました。

私の声に気づいたラキ君が驚き気味にこっちを向きました。

「美里さん、まだ起きてたんだね。どうしたん?寝付けないの?」

「はい」

「そうか。カップ麺半分食べる?」

「それじゃあ、いただきます」

「OK。わかった」

ズルズル

この時間にカップ麺を食べるのは背徳感があって美味しく感じますね。……また太っちゃうかも。

「みて、あの星」

「凄いですね。ものすごい光っています」

「美里さんは星座とかわかる?僕は分からないや」

「残念ですが、私もあまり詳しくないです」

花なら昔お母さんにいっぱい教えて貰ったから分かるんですけどね。

そのお母さんはお父さんから聞いたとかなんとか…。

ラキ君と一緒に星を見ながら同じご飯を食べる……なんか夫婦みたいですね。……いつかはこれが毎日になれば嬉しいんですけどね。

「ファーア。眠くなったから、僕はもう戻るね。おやすみ、美里さん」

「ま、待って!」

「?どうしたの?」

ラキ君にはこれを言いたい。だけど、これで関係が壊れたら?それだけは嫌だ。それじゃあ私の選択は、

言わない

「え、えっと、その……いえ、なんでもないです。おやすみなさい」

「うん。おやすみ」

そして、私はラキ君の目を見ずに、テントに急いで戻りました。

そして、そのまま寝ました。

『食べたあとすぐ寝たら太る』?そんなことはどうでもいいです。

今はこの熱をいち早く冷ましたかったんです。

日常能力〜にちのう〜(美里視点)

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