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8 - 第8話 アイドルかぶちゃ 腐りかけの豆腐 様からのリクエスト!

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2024年06月24日

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腐りかけの豆腐 様からのリクエスト!

アイドルかぶちゃでーす!

いいですか?私の中ではかぶちゃはムキムキではありません。細マッチョです。エロいです。

どぞ!




俺の名前は小峠華太。

現在完全に思考停止しているアラサーの極道だ。


事の発端は本日天羽組に人気アイドルグループの事務所の社長が来たことだった。

内容はというと…

社長「来週LIVEが開催されるというのにメンバーの1人が体調を崩して入院してしまって…天羽組のみなさんは全員お顔が整っていますので、誰か一人補欠で入って貰えないかと…」

簡潔に言うとアイドルのLIVEに誰か一人補欠で出て欲しい、との事だった。


無論、極道者が表社会で、しかも公衆の面前に立って歌って踊って撮られるなど言語道断。


おやっさんは断ろうとした、が。

社長「今回のLIVEの売上の7割を天羽組さんに謝礼として支払います!それでどうか!LIVEに穴を開ける訳には行かないんですよ!」

人気アイドルグループのLIVEの売上。それはとてつもない金額にはねあがる。その7割をうちが取れるというのならば、天羽組は断ったりしない。

おやっさん「…分かりました。1人うちから選ばさせていただきますよ。」


そしておやっさんが了承したことで、天羽組の誰か一人が犠牲…いや、アイドルに転生することが決定したのだ。

華太「(香月の兄貴か…それとも可愛い系なら速水か水野か?)」

俺がそんなことを考えている時だった。


おやっさん「小峠、お前暇だな?」

華太「はい、今のところは…(なんか嫌な予感)」

おやっさん「お前が行け!」

華太「…………………………ん!?」


おやっさん直々に貧乏くじを引かされてしまった。

華太「ち、ちょっと待ってください!俺じゃなくても香月の兄貴とか速水とか水野とかじゃだめなんですか!?」

おやっさん「お前は器用だからな!できるだろ!」

華太「んな無茶な…」


だが親の命令は絶対。俺に許されている返事は YES or はい しか残されていなかった。




おやっさん「そうだお前ら。小峠なんだが、来週アイドルになるから事務作業調整しておけよ。」

阿久津「……はい?」

兄貴達「……は?」

舎弟達「……えぇぇ!??」




僕の名前は速水泰輝。今人気アイドルグループのLIVE会場に来ている天羽組の構成員です。

なんでこんな極道とは無縁の場所にいるのかって?そんなの小峠の兄貴を見に来たに決まってるでしょ。

速水「にしても小峠の兄貴がまさかアイドルになるなんて……」

飯豊「先週からアイドルになるための鬼の特訓に連れて行かれてたからな…」

小峠の兄貴は先週、おやっさん直々に貧乏くじを渡され、1週間組を開けて、泊まり込みで地獄の特訓をしていたらしい。

先週から小峠の兄貴に会えていないので、兄貴たちは今日をものすごく楽しみにしていたんだ。

ちなみに香月の兄貴は小峠の兄貴の着付けで駆り出されている。

小林「華太まだぁ?」

和中「そろそろだ。我慢しろ。」


そして、会場の照明が落ちる。

須永「来た!?」

野田「須永、ちっとは静かにせんかい。」

ステージがライトアップされ、音楽が流れた。


白い煙の中から小峠の兄貴を含めた4人が出てくる。

アイドル姿に扮した小峠の兄貴の姿を見て、僕たちは思わず息を飲んだ。


小林「………うぉ…」

和中「…これは…」

野田「永瀬、カメラ」

永瀬「イエスボス」

須永「眩しいよォ……」

青山「イケメンになっちゃってまぁ…」

矢部「セクシーだねぇ…」

速水「うっ、ぐぁっ!!」

飯豊「どう゛どい゛(尊い)」

宇佐美「ありがとうございます…ありがとうございます…」

工藤「顔がいいっ…!!」

茂木「スタイル良すぎやろぉ…金とれまっせ…」

水野「…え、えろい…」


小林の兄貴、和中の兄貴は思わず見とれ、野田の兄貴と永瀬の兄貴はどこから出したのは分からないけど月のぞけそうなレベルの高級であろうカメラを構えていた。須永の兄貴、青山の兄貴、矢部の兄貴に至っては、眩しい、イケメン、セクシーという感情でぐちゃぐちゃになり、膝をついて悶えている。

言わずもがな、舎弟陣は全員その魅力に耐えきれず撃沈だ。


アリーナ席からは絶えず悲鳴が聞こえている。阿鼻叫喚と言いたいところだが、アイドルのLIVEではこれが普通なのだろうか。


てか香月の兄貴の腕がすごすぎて、まず小峠の兄貴だって一回見ただけじゃ分からないな。




そして時はたちLIVEが終わった。

兄貴たちはと言うと…


小林「控えめに最高だった。」

和中「ふむ…アイドル関係のシノギもありか。」

野田「あんなふしだらな華太ちゃんを世に出す訳には行かない野田!」


こんな感じに完全に小峠の兄貴に沼った。

舎弟陣は人生悔いなしという恍惚とした表情でLIVE会場を出て、近くのカフェで3時間ほど兄貴のことを語り合った。


しばらくアイドル界隈では、あの見たことないイケメンは誰だったのかと噂になっていたが、その真相は天羽組しか知らない……




ありがとうございました!!

お次はわっちのリア友からのリクエストだよ!

お楽しみに!

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