テラーノベル
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#枢軸
#イラスト部屋
アワーグラス
412
ねがてぃぶろっこりー
10
#自殺表現あり
⚠注意⚠
・独愛され
・体調不良表現あり
・長くなったので2つに分けました…今回は愛され要素がありません
※意気揚々と作ったのはいいのですが、定期テストと被るため次の投稿は11月になるかもしれません…sorry…反応次第で頑張るつもりです
・遅れましたが、統一おめでとうのつもりです
(これでよかったのか…?)
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伊「どうしても遅れられない用事があるの…ほら、女の子待たせる訳にいかないじゃん?ね、パスタ奢るからさ、お願い!」
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仏「もうこんな仕事御免!!明日までストライキするから!」
ーーー
米「よっしゃ定時!!JAPAN連れて帰ろーっと」
英「晩御飯はどうしましょうか」
加「パンケーキがいいな!」
米「朝も食ったぜ…」
パソコンを閉じて、何の意味もなく周りを見渡す。何の意味もないというのは、オフィスに俺以外の誰も残っていないからだ。随分と前に消灯してしまって、パソコンの明かりすらもない今は暗闇に等しかった。
…因みに、オフィスの電気を消したのは「こんな時間まで仕事をしているのか」と窓の外の同族に蔑まれたくないという俺の完全な私情だ。
本当は俺だって帰りたい。今すぐ寝たい。それでも仕事には期日というものがあって、それが今日までの仕事を押し付けられてはここに残るしか無いのだった。今頃、押し付けたあいつは“女の子“と遊んでいるのだろうか。
少し前に日付は変わってしまったが、始業時間を過ぎるまでは今日。そう言い聞かせて冷たくなったコーヒーを飲み干す。
『…寒い』
隙間風の冷たさが夏の終わりを感じさせる。室温はそんなに低くないはずなのに、無性に寒く感じるのはきっと温度変化に身体が慣れていないからだろう。口に出しても、寒さは紛れない。
仕事を終わらせて早く温かいシャワーを浴びたいが、1時間そこらで終わるような量では無いのは確かだ。
パソコンを開いて、地道にキーボードを打鍵するのだった。
米「帰ろうぜJAPANー、」
日「すみません、まだ仕事が残っていて…」
米「全く、過労死するぜ?」
日「あはは、大丈夫ですので…」
米「よし、コイツ持ち帰る!!」
日「わっ、!ちょ、見てないで助けてくださいドイツさん!!」
**
『死ぬ気で仕事終わらせたんだけどな…』
逆に冷えてしまった、と小さく零してしまう。
冷たい指先を擦り合わせて、黒いサスペンダーに腕を通す。
会社のシャワー室、稀に冷水しか出なくなるのは本当にやめてほしい…というのは後日上に直談判するしかない。
そのせいで慢性的な偏頭痛がさらに悪化した気がするなんて言っても、当たり前だが誰も責任を取ってくれないのだ。
とにかく暖を取れる何かが欲しくて、廊下に出ようと適当に座っていたソファーを離れる。
なんとか仕事を終わらせた俺には、始業時間まで2時間もの余裕があった。… どうせなら少しでも体調を回復させたい。
朝陽が差し込む廊下をふらふらと歩く。薄々感づいてはいたが、平衡感覚がおかしい。三半規管の異常を知らせるような警笛に聴覚を支配され、それがまた偏頭痛を悪化させる悪循環。
カーテンが風にヒラヒラと舞っていた。
窓際を離れるとまだ夜の暗さが残っていて、何故か不安を感じてしまう。普段は何とも思わないのだが、今日はそういう訳には行かないようだった。… 暗闇に心拍が速くなる。
無機質な視界の中で一際目立つ明るさに吸い込まれるように、ギリギリ休めそうな部屋のドアノブに手を掛ける。日当たりの良いソファーに半ば倒れ込むと、腰辺りにふわふわとしたものが当たった。
『アメリカのジャケット…?』
アメリカがいつも着ている、厚手の生地のそれ。
手にしただけで指先がほんのりと温まるのが分かる。
… 理性では駄目だと分かっているのに、重い頭では処理できないらしい。ジャケットを肩から掛けて、背もたれに体重を預ける。
『…』
皆それぞれ頑張っている…そう言い聞かすしか術はない。でも、俺だってきっとそう言えるのではないか。
…言ってくれてもいいのではないか。
『…頑張ってるな、なんて…』
普段は思ってもいないことが見え隠れする。
ぽかぽかとした身体は、睡眠欲に抗えないようだった。
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