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#すとぷり
ろあ😈❤💍
940
#💛🐹のお嫁さん枠
ㅤし ゅ ら ꒷ ♡
10,048
青「久々の海だー!!」
赤「うわっ、冷たっ!」
桃「久々に来たな」
橙「懐かしいなー」
紫「夕日、綺麗だね」
僕は足だけ海に入っていく。
そして、後ろにいるメンバーの方を振り返る。
黃「最後に来れて、良かったです。一緒に来てくれてありがとうございます。」
僕はそう言って微笑む。
涙が少しだけ出てしまった。
苺「…、」
赤「そう、だね」
青「最後なんて言わないでよ!」
桃「また来年も来ようぜ」
紫「一緒に行こうよ」
橙「黃ちゃん…」
みんなが少しだけ黙ったのは、僕が『最後』だと言ったせいだろう。
黃「行けたら、行きます」
来年も行ける保証はない。
0%に近い。なぜなら僕の命はあと6日。
担当の先生にはそれ以上生きることも出来る場合があると言われた。
でも、きっとそれは叶わない。
自分の身体だからこそ分かることだ。
黃「少し、冷えますね。」
僕達が出会ったあの日――。
音楽活動が上手くいかなくて、気分転換にこの海の砂浜に座ってギターを弾いていた。
そんな時、紫くんが僕のギターの音色を聴いて『すとぷり』へと誘ってくれた。
それからメンバーで一緒に海に行って遊んだこともあった。
懐かしいなぁ、
黃「そろそろ、帰りましょうか」
なんとなくこの場から離れたくなかった気もするけど、これ以上この場所にいたら泣きそうになってしまう。
この場所とも『お別れ』だ。
もうすぐみんなとも『お別れ』になるのかな、
僕が死んだらみんなはどう思うのかな?
リスナーさんはどうなっちゃうんだろう、
死ぬのが、怖い。残された人はどうなるのか心配になってしまう。
不安ばかりが募ってしまう。
僕は誰にも聞こえないくらい小さく息を吐いた。
黃「…でも。」
怖くても、不安でも。
最後まで笑っていたい。
みんなと過ごした時間が、僕の人生そのものだったから。
赤「黃ちゃん、早く帰ろ?」
青「早くしないと暗くなるよ!」
桃「またみんなで来ような。」
紫「約束だからね。」
橙「ほら、行こや!」
みんなの声が、夕暮れの波音に重なる。
黃「…はい!」
僕は涙をぬぐって、みんなのもとへ駆け出した。
沈みゆく夕日は、まるで「ありがとう」と言ってくれているように、優しく海を照らしていた。
この景色も、この笑顔も、この思い出も。
きっと、消えることはない。
たとえ僕がいなくなっても。
――この夏の日は、みんなの心の中で、いつまでも輝き続ける。
コメント
2件
スーーーッ 天才ですか?(終わり方が好きすぎて)
うわあ……第12話、読み終えました。 黃くんの「最後」という言葉に、メンバーが一瞬止まる空気が胸に刺さりました。特に「行けたら行きます」のニュアンスが本当に切なくて。それでも最後まで笑おうとする姿に、読んでるこっちが泣きそうになりました。海での思い出が、出会ったあの日と重なるのもいいですよね。温かくて、でも泣ける……素敵なお話でした。