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#すとぷり
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#るぅとくん
海から帰る車の中。
さっきまで賑やかだった車内は、不思議なくらい静かだった。
エアコンの風と、流れる音楽だけが耳に入る。
黃「……。」
窓の外を眺める。
夕焼けは少しずつ夜へと変わり、街には明かりが灯り始めていた。
こんな何気ない景色も、あと何回見られるんだろう。
そう考えてしまう自分がいた。
青「ねぇ黃ちゃん!」
突然、青くんが身を乗り出した。
黃「はい?」
青「帰ったら花火しようよ!まだ夏終わってないじゃん!」
赤「急だなぁ。でもいいかも。」
桃「線香花火も買おうぜ。」
紫「みんなで写真も撮ろう。」
橙「今日の思い出、ちゃんと残しとかんとな。」
黃「……ふふっ。」
自然と笑みがこぼれた。
家へ着くと、みんなで庭に出て花火を始めた。
パチパチと火花が夜空を照らす。
青「見て見て!めっちゃ綺麗!」
赤「青、振り回したら危ない!」
橙「子どもか!」
桃「写真撮るぞー!」
紫「黃ちゃん、こっち。」
黃「はい。」
シャッターの音が鳴る。
その一枚一枚が、僕にとって宝物になっていく。
最後はみんなで線香花火を持った。
静かに、小さな火が揺れる。
誰も話さなかった。
ただ、その火を見つめていた。
やがて、一番最初に落ちた火玉を見て青くんが小さく呟く。
青「あっ……終わっちゃった。」
黃「終わりじゃないですよ。」
みんなが僕を見る。
黃「また新しい花火に火をつければ、また綺麗に光ります。」
赤「……。」
黃「だから、たとえ誰かがいなくなっても。」
その言葉を口にしかけて、僕は飲み込んだ。
黃「……これからも、みんなで笑っていてください。」
紫「黃ちゃん。」
紫くんは何か言いたそうだった。
でも結局、何も言わずに優しく笑った。
その笑顔が、少しだけ切なかった。
夜空には星が瞬き始めていた。
僕は心の中で、誰にも聞こえないようにそっと願う。
――あと六日。
どうか最後まで、みんなと笑って過ごせますように。
コメント
3件
ねぇ!死ぬ気でいないで!生きる気でいて!今すぐ医学勉強するから僕が助けに行きたい
はぁい涙腺崩壊しました☆(は?) え、ほんとに泣きそうなんですけど…😭僕がいなくても笑っててって何…?優しすぎる… 流石に天才すぎますって…
よかった……夏の終わりの切なさと温かさがぎゅっとしてる話でした。青くんが「まだ夏終わってないじゃん」って言って花火を始める流れ、すごく自然で好きです。黃ちゃんが「終わりじゃない」って言いかけて飲み込むところが本当に切なくて。あと六日のカウントダウンが刺さりますね。宝物のような時間を噛みしめたくなる、そんなエピソードでした。