「めっちゃプリント落ちてる…とりあいず拾いますね!」
え、あ、う?へ?
私は思わずハッとした
「はいッ」
声が裏返って私は顔を赤くした
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「あ、ありがとうございました」
「いえいえ!」
「それではまた!」
私はすぐに手を振った
嵐のように来て去っていった
「可愛かったなぁ…」
「あ、早く帰らなきゃ…!」
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「ただいまー!」
誰もいない家に響く声
私はすぐさま携帯を取り出した
「それにしても…あのこ…もっと話しかけたかったな」
「…明日頑張ってみよう…」
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次の日の放課。
結局、何も出来ずに終わった
と思った。
後ろから綺麗な声が聴こえた
「あの!」
「!」
びっくりした。
学校では全く話しかけられなかったから。
「いきなり呼んでごめんね!」
「確か…昨日あった子だよね?」
「は、はい」
昨日は疲れてて分からなかったが
この子のことは少し、聞いたことがある
私と真反対だと思う…
「昨日、プリントもう一個落としてたよ」
「…あ、ありがとう…」
「それじゃあね!」
「あ、あの!」
私は咄嗟に呼びかけてしまった
「私と友達に…な…なってほしい…デス…」
コメント
1件
えへへ、面白くなってきたんじゃないすか。。。早く友達なれ!!!