翌日
俺はまだ現実だと信じてない
昨日、鈴川先輩とアジトで会ったのは夢だ
あの、鈴川先輩が反社なわけねー…はず
そう思いながら幹部室のドアを開ける
ギィィィィィィッ(開
押し引きどちらでも開くのだが、扉が重いためか、開けるたびにきしむ音がする
鶴蝶『三途か、おはよう』
こいつはここのNo.3
三途『ン、はよ』
九井((カタカタカタカタカタカタカタカタカタカタカタカタカタカタカタカタカタカタカタカタカタカタカタカタカタカタカタカタカタカタカタカタカタカタカタカタカタカタカタカタカタカタカタカタ
こいつはATM
こいつがいなければ、恐らく(絶対)ここの仕事はまわらない
鶴蝶『コーヒーはいつものでよかったよな?』
三途『おう』
そう答えながら鶴蝶からコーヒーを受け取る
甘いのは得意じゃないため、いつもミルクをいれただけのコーヒーを毎朝飲む
((ゴクッ
あ”ーー、朝はこうでなくちゃな
ギィィィィィィ(開
竜胆『んん………』
げ、うるさい奴が起きてきやがった
今目をこすりながら入ってきたのは、灰谷竜胆
…俺にちょっかいをかけてくる奴の1人だ
鶴蝶『竜胆、目をこすったら傷が付くぞ』
竜胆『うん…』
鶴蝶『カフェオレは?』
竜胆『…いる』
鶴蝶『ちょっと待ってろ』
竜胆『おー…』
こいつは目が覚めるのに時間がかかる奴だが、こいつの兄よりは“まだ”ましなほうだ
竜胆『ふあ…』(あくび
ドサッ(座
あくびをしながらソファーに座っている俺の横に座ってきた
まだ眠たいのだろう
鶴蝶『竜胆、できたぞ』
竜胆『あんがと…』
寝ぼけながらも鶴蝶からカフェオレを受け取る
こぼしそうで危なっかしい
俺のスーツにこぼすなよ!
頼むからしっかり持ってくれ
グラッ(傾
?!
鶴蝶『竜胆?!』
竜胆『ハッ?!』
ガシッ((掴
三途『あっぶねー』
鶴蝶((ホッ
竜胆『あー、ごめん』
三途『ったく、危ねーな』
三途『気を付けろよ』
竜胆『うん』
はー、寿命が縮まったぜ
ほんと、危ねー
一同『!』
1番面倒な奴が来やがった
朝にめちゃくちゃきしむ開け方をする奴は…
蘭『ッチ』
蘭だ
こいつと弟の竜胆を比べれば、竜胆が可愛く見えてくる
蘭『…』
自分で起きてくるのはありがたいが、大概機嫌がいつもに増して悪い
鶴蝶『ら、蘭』
蘭『あ”?』
鶴蝶『コーヒーはいるか?』
蘭『…いらね』
鶴蝶『分かった』
蘭の頭がしっかりするまであまり関わらないのが1番だ
ほんとに、面倒くせぇ…
竜胆『兄貴』
蘭『何?』
竜胆『ギューしよ?』
蘭『んー…』((手を広げる
竜胆((ギュッ
蘭((スーー ←竜胆吸い
竜胆『ちょっ、兄貴!』
蘭『んー?何?』
竜胆『やめて、恥ずいっ』
蘭『無理ー♡』
やっといつもの調子に戻ってきやがった
毎朝、こいつ(竜胆)も大変だな
ギィィィィーー…(開
三途『!』
この開け方は…
マイキー『お前ら、幹部会議開くぞ』
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