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桜色の桜。
晴れ晴れとした空気。
生き生きとした虫たち。
僕、元治は
蝶とかけっこしていた。
今日は記念すべき日。
中学校の入学式だ。
あと少し成績が悪かったら留年するかもとか親に鬼のように言われたが入学できて良かった。
「元治めっちゃ服ビロンビロンじゃんか!」
中学生の学ランはどうしてこんなでかいんだろう。
「お前も同じじゃん!」
中学生になってもいつもと同じ俺。
きっと死ぬまでこんな調子なんだろう。
ざわざわ
クラス替えは俺の1番の楽しみ、
楽しいこともあるし、悔しいこともある。そんな大イベント。
「お前だけクラスちげえじゃん!」
「乙ー」
今回はハズレらしい。
「くっそこのクラスで大量にダチ作ってやる!」
「お前にできんのかあー?」
「できるし!」
中学生になった俺はちょっといつもとちげえぞ
早速友達作りだ!
「よおー!早速だが友達にナローゼー!」
「いいよ!」
ほら一人目。
マッシュルームヘヤーの男子。
「ダチにナローぜ!」
「おもろいやつやなあ!」
モヒカン男子。
さ!自分の席につきますか!
隣は女子か、、、。
ちょっと可愛い。
「よおー!友達にナローぜ!」
「あ、、うん、なろ、、!」
「ちょ、!お前隠キャやん!どうりで一人なわけだわー!」
「え、ご、ごめん、」
あれ、、泣いてる、、なんで、、
俺、なんかしちゃった、、?