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何も違う僕ら
目的を思い出して、少女の家には向かわず、うまく利用してる情報屋の元に向かう。
そんな時にとある家が目に入った。
特に何もないはずの家だ。
だが何か不穏だ。
その家に鎌を持ちながら近付く。
その家の中を窓から見つめる。
15歳くらいの男の子が横たわっている。
窓を割って、入る。
意識が失っている。だが息はしている。
『‥‥熱中症?いや違うな‥‥衰弱‥、、痩せてるな‥もしかして食べてないのか?‥』
少し嫌そうな顔をして、冷蔵庫の中を見てみる。。とそこには何もなかった。
水道の水も出ていない。
『クソ‥不愉快。。』
時空の中から水を出して少年に飲ませる。ワープをして、自分の家に行き、エアコンを付ける。
少年をベッドに寝かせて、ベッドに座りながら目を覚ますまで見つめる。
数分後
「‥‥ん、」
少年がパチッと目を覚ます。良かった。
『‥目が覚めたか?』
落ち着いた様な声で声を掛ける。
「‥‥ッ!!」
少年が勢い良く起き上がる。
そして警戒した目で俺を見つめてくる
昔の俺みたいと思いながら、余裕ある様に偽って、微笑んで
『‥お腹空いてるだろう?料理食べ行く?』
「‥お前は誰。」
『そうだ、自己紹介してなかった。』
『俺は〜‥‥鬼灯。よろしく。』
「‥‥鬼灯。。飯、食わせろ。」
『あいあい、‥‥君の名前は?』
「‥‥‥。。」
『言いたくないなら良いぞ、‥』
『そうだ、この服に着替えな。』
少年にちょうど着れそうな服を時空の中からだして、渡す。
少年は警戒心こそはあったが、俺が部屋から出ていき数分待ったらちゃんと着替えていた。少年と一緒に鍋が有名な店に行く
店員に料理を頼むと、料理が数分後届いた。少年は勢い良く食べ始める。
俺はそれをじーっと見つめて、ご飯に手を出そうと思わない。
『美味い?』
「うまい。」
『誰も取らねーからゆっくり食べろー。』
「ふぁーい、」
少年が食べながら返事をする。
生きていてよかった。
少年が食べ終わって満足そうな顔をした後、会計をして、警察署に向かう。
さっさと警察に渡して目的に‥‥と考えていたら、何故か後ろから少年が抱きついてきた。どんな顔をすれば良いんだ。
複雑な表情をして、少年の方を見つめる。
「‥‥怖いよ、」
気持ちは分かるが現実はクソ非常なんだよ。その言葉をいいたかったが無意識に出た言葉は違った。
『‥‥大丈夫だぞ、‥お前は強くなれる。だから‥頑張れ、』
少年は俺の目をちらっと見た後、コクリと頷いた。
警察署に向かわせて見届けた後、俺はその場から離れた。